医学部

皮膚科学

概要

東京の中心に位置する東京女子医科大学病院の皮膚科では、1日約175名の外来患者、約25名の入院患者の診療を行っています。外来には、湿疹・皮膚炎、皮膚感染症、膠原病、血管炎、皮膚良性・悪性腫瘍など皮膚科全領域にわたる皮膚病を有する患者さんが訪れています。入院では、アトピー性皮膚炎の教育入院、帯状疱疹、皮膚潰瘍、皮膚外科手術などの治療を行っています。皮膚疾患全分野においての対応が可能であり、アトピー性皮膚炎、乾癬、蕁麻疹、膠原病、痤瘡、レーザー美容は専門外来を設けての診療を行っています。約20名の医師で、最新の知見や技術を常に取り入れて、患者さんの目線に立った最善の医療を提供できるよう心掛けています。 卒前教育はもちろん、卒後教育においても皮膚科診療を通して皮膚科学の面白さを感じとり、生涯にわたり自己研鑽を積む専門医の育成に努めています。さらに、臨床の現場から生まれる疑問、アイデアを生かした研究にも力を入れています。
 

教育内容

医師としての社会に対する使命感や責任感をもち、そのうえで皮膚科医として皮膚科全般の知識と技能を習得することを目標とします。卒前教育では、皮膚科学全般の講義、テュートリアル教育、病院実習を担当します。卒後教育では、2年間の初期臨床研修後は医療練士(後期研修医)として、5年間にわたって指導医のもとで基本技能を身につけます。当教室は、豊富な患者数に恵まれており皮膚科の十分な臨床経験を積むことができます。皮膚科専門医としての臨床能力を十分に身につけることのできるよう研修カリキュラムを組みます。皮膚科専門医取得後も、臨床の第一線で、より一層良質な医療の提供を続けることのできる医師、加えて後進の教育指導にかかわる医師の育成に努めています。

研究内容

日常診療の中で患者さんに接することから浮かび上がってきた疑問を解決することを目的に、臨床の場に直接還元できる研究テーマに取り組んでいます。今までにアトピー性皮膚炎のバリア機能低下にかかわる角質細胞間脂質の減少の証明やその減少機序の解明、種々の皮膚疾患のQOL調査から皮膚科心身医療の確立、尋常性乾癬の病変形成に関与するサイトカイン解析、皮膚腫瘍の色素増強メカニズムの解明、エビデンスに基づく種々の薬剤の薬効評価があり、最近では慢性蕁麻疹の疫学、培養脂腺細胞を用いた痤瘡の基礎研究、真菌症の新規診断法の研究も行っています。
 

スタッフ紹介

教授・講座主任
川島 眞
専門領域
ウイルス感染症
アトピー性皮膚炎
美容

准教授
石黒 直子
専門領域
蕁麻疹
膠原病
血管炎

准教授
常深 祐一郎
専門領域
真菌症
乾癬
アトピー性皮膚炎
抗酸菌感染症
疥癬

大学院

現在、アトピー性皮膚炎における表皮構造蛋白の変化の解明についての研究を行っています。その他、近赤外線の皮膚への影響、フソバクテリア感染による皮膚疾患、アトピー性皮膚炎の病態へのサイトカイン・ケモカインの関与などのテーマを準備しています。
 

医学部