医学部

精神医学(神経精神科)

概要

精神医療は年々その姿を大きく変えてきています。病床数は2002年からすでに65床に減らしており、相対的に外来診療の比重が高まってきていることは全国的な傾向で、毎日200名以上の方が受診されています。当科の歴史の中で精神医療の対象を拡大してきた方向性をさらに推し進め、精神障害のみならず、身体疾患をお持ちの方々の抱える悩み、女性の抱える諸問題への支援なども幅広く行っています。医局員にはQOL(生活の質)にまで配慮した治療学を身につけてもらうようにしています。そのためには、科学的な研究成果の意義を吟味し取り入れながら、健全なバランス感覚で医療を展開する必要があり、日々精進することを心がけています。また、当科ではすべての職種が真の意味で医療に参加することを求めており、全職種が協同して行う女子医大版心理教育の実践という形でそれを結実させています。
 

教育内容

当精神科は都心部随一ベッド数を有しており、多種多彩・豊富な症例を通じて、臨床の実践とフィードバックを繰り返し、臨床医としての実力を身に付け、並行して臨床研究や基礎研究を行うことで精神科医としての土台を確実なものとします。
後期研修一年目では病棟での研修を行い、二年目にはリエゾンや救急外来ローテンションなど院内連携の場面での研修を主に行いスキルアップを目指します。三年目以降には総合病院精神科・単科精神科病院・専門クリニックなどの関連医療施設での出向し、精神保健指定医、精神神経学会専門医、総合病院精神科学会専門医取得をより現実的なものとしていきます。
 

研究内容


当科は、多職種によるチーム医療が盛んで、研究もチーム医療を支える研究が活発です。
多職種による心理教育の実践と、その成果についての臨床研究を行い、「レジリアンスモデルによる統合失調症のサイコエデュケーション」として出版しました。
多職種リエゾンチームは豊富な症例数を背景に、「生体臓器移植ドナーの医師確認に関する指針」の作成に携わりました。
薬物療法についての研究も活発で、臨床研究、遺伝子研究、基礎研究を並行して行っています。当科は治療抵抗性統合失調症治療薬のクロザピンを日本で初めて導入した施設の一つであり、使用経験を報告するとともに、クロザピンに関する遺伝子研究や基礎研究を行っています。

 

スタッフ紹介

教授・講座主任
西村 勝治
専門領域
リエゾン精神

准教授
赤穂 理恵
専門領域
リエゾン精神
緩和医療
精神腫瘍学

講師
高橋 一志
専門領域
臨床精神薬理

講師
稲田 健
専門領域
臨床精神薬理

講師
押淵 英弘
専門領域
精神科薬理学
リエゾン

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