医学部

メッセージ

学部長メッセージ

医学部長:唐澤 久美子

医学部長:唐澤 久美子
Kumiko Karasawa

 東京女子医科大学の新制大学設立時の学則には「医学の蘊奥を究め兼ねて人格を陶冶し社会に貢献する女性医人を育成する。」とあります。また、創立者吉岡彌生先生は「私の考えの根底にあるのは医学ではなく婦人であります。」と述べています。即ち、本学の教育の目的は、医学を通して自立し、人格を高め、社会に貢献する女性を育成することです。
 本学が、女子のための医科大学の立場を堅持しているのは、女性の特長を生かした教育で女性医療人の能力を高めることを目的にしているからです。世界の医師の4割は女性で、日本でも医学生の3割は女性であり、女性医師の活躍なくしては、医療は成立しません。女性は妊娠分娩、育児などのライフイベントを経験することで「人を慈しむこと」「人を育てること」を自ずと身につけることができ、医師として人として成長することができます。いま日本社会全体が、女性活躍推進、働き方改革をかかげており、本学の卒業生が益々社会に貢献していけるよう、本学の特長ある教育を進めて参ります。
 学生教育においては、医学における人間性、人間関係教育、プロフェッショナリズム教育を強化した「至誠と愛の実践学修」を導入、指導的役割を果たすことをアウトカムとするカリキュラムを強化し、卒業後に社会で重要な役割を果たせる医療者、研究者を育成いたします。
 教員組織においては、附属医療施設長と協働し、ダイバーシティ環境整備、働き方改革を推進いたします。全学をあげて医療者のワークライフバランス向上に本学が他学に先駆けて積極的に取り組み、「働き方改革:女子医大モデル」を構築します。女子医大が全学をあげて、女性医師が活躍しやすい職場環境を作ることは、日本社会の新たな働き方の規範となり、女子医大の社会的立場を強くするのみならず、大学が健全に発展し、さらに多くの優秀な人材を集めることにつながると考えています。

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