大学院・研究施設

遺伝子医学分野

概要

2003年4月、ヒトゲノムの全配列の解読がアメリカ、イギリス、日本、フランス、ドイツ、中国の6カ国の首脳により宣言され、ポストゲノム時代に突入した。ゲノム創薬、オーダーメイド医療など、新たな方向性を持ったゲノム研究が全世界的に展開されている。社会的にもゲノムへの関心はかつてない高まりを見せ、未来の中核的な医療や産業の一部としても重要な位置を占めると予測されている。これまでのゲノム研究で重要であった分子生物学、細胞生物学は引き続き大きな役割を果たすものの、さらに重要な役割を果たすと考えられているものは、遺伝統計学、ゲノム倫理学、遺伝子診断学、遺伝子治療学である。先端生命医科学系専攻遺伝子医学分野では、これらポストゲノムに必須のゲノム医学分野の教育・研究を行う。
さらに遺伝医学分野では質の高い臨床遺伝医療を提供するために、臨床遺伝専門医および、認定遺伝カウンセラー養成コースを設けており、お茶の水女子大学大学院との連携による単位互換制度を有している。

研究可能テーマ

1.遺伝性疾患の臨床とゲノムの相関
(神経筋疾患・血液疾患・糖尿病・家族性腫瘍・循環器疾患・多因子疾患など)
2.遺伝カウンセリング研究
(確定診断・発症前検査・出生前検査など)
3.遺伝学的検査の倫理
4.ゲノム薬理学
5.脊髄性筋萎縮症のバイオマーカー解析
6.難病の新規治療法の探索
7.遺伝統計学の理論と手法

 

スタッフ紹介

特任教授: 斎藤 加代子
准教授: 山本 俊至
講師: 松尾 真理
講師: 荒川 玲子
教授: 菅野 仁
教授: 谷口 敦夫
准教授: 岩﨑 直子
准講師: 秋澤 叔香
非常勤講師: 山内 あけみ
非常勤講師: 近藤 恵里
非常勤講師: 伊藤 万由里
非常勤講師: 久保 祐二
非常勤講師: 内山 智貴
非常勤講師: 荒川 正行

研究紹介

脊髄性筋萎縮症における新規治療法の開発と医師主導治験および国際共同治験

日本医療研究開発機構(AMED)の委託研究として、小児の最大の難病である脊髄性筋萎縮症に対して、ヒストン脱アセチル化酵素抑制剤を、国際共同治験として、ゲノム配列に対するアンチセンスオリゴ製剤等による病態修飾療法disease modifying therapyを実施している。全国規模の患者登録も行い、診断から治療、ベンチからベッドサイドへの展開をしている。

医学研究科