大学院・研究施設

衛生学公衆衛生学(一)分野

概要

環境中には様々な物理化学的要因が存在し、我々の健康に影響を及ぼしています。近年、地球温暖化やオゾン層破壊などの地球環境問題に加えて、毒性金属、ダイオキシン類、残留性有機汚染物質、揮発性有機化合物や微小粒子状物質などの日常生活の場でも曝露されうる化学物質による健康影響が問題となっています。また、産業現場では、金属や有機溶剤などの有害化学物質取り扱い業務や作業環境・条件による健康影響も懸念されています。当教室では、生活および労働環境中に存在する様々な有害要因に起因する疾病や障害の発症を予防し、健康を保持・増進させ、さらに生活の質の向上をはかることを目的として、環境衛生・産業衛生領域の教育、研究と社会活動を行っています。基礎的研究では、毒性金属などの環境ストレスが生体に及ぼす影響について、細胞生存と死の決定に関わるシグナル伝達系を中心に細胞・分子レベルで解明しています。また、モデル実験動物としてゼブラフィッシュおよび線虫を用いた環境ストレス応答解析を行っています。実践的研究として、働く女性に特有の健康問題の把握とその対策にも取り組んでいます。

研究可能テーマ

1.毒性金属が細胞生存・死に関わるシグナル伝達系に及ぼす影響
2.有害化学物質による細胞死における小胞体ストレス応答の役割
3.ナノ粒子曝露による細胞障害発現の分子機構
4.ゼブラフィッシュをモデル動物とした発達毒性学研究
5.神経毒性物質アクリルアミドの毒性発現の分子機構
6.職業性疾患の予防に関する研究

スタッフ紹介

教授・講座主任:松岡 雅人(産業医大、産業医大院、医博)
講師:野原 理子(東女医大、医博)
講師:蒋池 勇太(早大院、理博)
助教:藤木 恒太(名大院、理博)
助教:宮山 貴光(千葉大院、医薬博)

医学研究科