大学院・研究施設

消化器内科学分野

概要

消化器内科学分野は消化管(食道、胃、十二指腸、小腸、大腸)および肝臓、胆嚢、膵臓など多くの臓器を対象としています。その疾患も炎症から腫瘍まで多彩で、特に胃がん、大腸がん、肝臓がんの罹患率は高く、膵臓がんは早期発見が困難であり、いずれもわが国の死亡原因の上位を占める疾患です。これらの疾患の病態解明、早期診断、治療法の確立が当分野の使命であり、多くの研究課題があります。大学院では基礎から臨床まで幅広く研究が可能です。基礎的実験的研究は当分野のみならず、学内外の教室、施設と連携し行っており、その業績は高く評価されています。当科の患者数、検査数や治療症例数はわが国有数であり、さまざまな疾患に対する臨床研究が行われ、その成果は臨床の現場に貢献しています。また、がんの早期診断には形態学、画像診断技術の進歩が不可欠であり、その開発について理工系と連携し研究することが可能です。消化器病学を志す若い力を求めています。

研究可能テーマ

1)胃・食道静脈瘤の血流動態と治療
2)肝炎ウイルスの治療
3)肝移植の長期予後改善
4)NASHからの発がんメカニズムの解析
5)肝疾患の遺伝的バックグランドの解析
6)自己免疫性膵炎の基礎的、臨床的研究
7)膵腫瘍の早期発見に向けた取り組み
8)腸上皮の再生

 

スタッフ紹介

教授・基幹分野長 中井 陽介
教授       中村 真一
客員教授     徳重 克年
准教授      谷合 麻紀子
特任准教授    菊山 正隆
講師       高山 敬子
講師       小木曽 智美
講師       白田 龍之介

医学研究科