救急医学分野
概要
救急医学分野では、救急患者、重症患者の救命率と社会復帰率の向上のために救急集中治療における病態生理学と生体侵襲学をより解明することを目標としています。主な研究テーマは、多臓器不全の病態と治療、敗血症の病態と治療、心肺蘇生後症候群の予後と治療、災害発生時の多数傷病者に対する災害拠点病院の役割、そして救急集中治療の終末期医療に関することです。これらの研究には基礎医学系分野との共同研究、多施設共同研究、海外との国際共同研究が必須となります。成果を臨床の現場に還元し、その結果をさらに用いることで、救急集中治療療の質を高め、国際的にもオピニオンリーダーとなるべきことを目標に努力しています。
研究可能テーマ
(1)敗血症性播種性血管内凝固症候群(DIC)のメカニズムと臨床的意義に関する研究
敗血症性DICのメカニズムの基礎を学び、各種治療法の臨床的効果に関してランダム化比較試験などを通じてその意義を明確にする。
(2)外傷、病院前診療に関するデータベース研究および他施設共同研究
救急領域における疫学研究全般についてその手法を習得する。
(3)てんかんと心臓電気学的活動との関連に関する研究
てんかん突然死(SUDEP)のメカニズムは、未解明でその一つが心臓電気活動の異常といわれている。遺伝子検索を含めてメカニズムの解明に迫る。
(4)心停止後症候群、ショックの予後と治療に関する研究
心肺蘇生後症候群の脳蘇生、体外補助循環療法の適応について社会復帰向上への戦略を構築する。
(5)災害発生時の医療機関の役割に関する研究
地域と連関した災害訓練のあり方を、災害医療訓練の科学的分析に基づく持続的な訓練モデルを作成すること。また、災害拠点病院である大学病院のBCP策定の構築を目的としている。
(6)救急、集中治療の終末期医療
救急医療、集中治療における終末期医療に関して、患者家族ケア、患者と家族の権利、治療法の選択、社会的、倫理的、法的観点から検討することを目的としている。
敗血症性DICのメカニズムの基礎を学び、各種治療法の臨床的効果に関してランダム化比較試験などを通じてその意義を明確にする。
(2)外傷、病院前診療に関するデータベース研究および他施設共同研究
救急領域における疫学研究全般についてその手法を習得する。
(3)てんかんと心臓電気学的活動との関連に関する研究
てんかん突然死(SUDEP)のメカニズムは、未解明でその一つが心臓電気活動の異常といわれている。遺伝子検索を含めてメカニズムの解明に迫る。
(4)心停止後症候群、ショックの予後と治療に関する研究
心肺蘇生後症候群の脳蘇生、体外補助循環療法の適応について社会復帰向上への戦略を構築する。
(5)災害発生時の医療機関の役割に関する研究
地域と連関した災害訓練のあり方を、災害医療訓練の科学的分析に基づく持続的な訓練モデルを作成すること。また、災害拠点病院である大学病院のBCP策定の構築を目的としている。
(6)救急、集中治療の終末期医療
救急医療、集中治療における終末期医療に関して、患者家族ケア、患者と家族の権利、治療法の選択、社会的、倫理的、法的観点から検討することを目的としている。
スタッフ紹介
教授・基幹分野長 森 周介
臨床教授 武田 宗和
講師 並木 みずほ
臨床教授 武田 宗和
講師 並木 みずほ