大学院・研究施設

麻酔科学分野

概要

東京女子医科大学麻酔科学講座では、現在のより良い医療を提供する努力だけでなく、未来の麻酔専門医の育成と卒後教育に鋭意取り組んでいます。
優秀な麻酔専門医の育成には、①豊富で重症度の高い症例数、②教育に燃える先輩麻酔科医師そして③切磋琢磨し一生涯の友情を分かち合う仲間、の3要素が必須と考え、以下の体制で取り組んでいます。
症例と診療体制:東京女子医科大学病院の手術部は、日本でも有数の麻酔科管理症例数(年間症例数10968例、麻酔管理症例7785例、2019年度)を有し、大学病院特有の希少で重症な症例を通し病態生理に基づいた指導を行なっています。特長は、外科執刀医らが自らを最後の砦として難易度の高い症例の手術を率先して行い、麻酔科が集中治療科と連携し術前から術後までの周麻酔期に患者のアウトカムに貢献する体制を整えていることです。
知識と教育:臨床だけでなく、知識の廓大のために世界一流の演者を招請し開催する「東京女子医科大学麻酔科グランドラウンド」、年間を通した英文原書の通読や折々のハンズオンセミナーなどをおこない、文武両道の麻酔科医の育成のため尽力しております。東京女子医科大学麻酔科学講座医療錬士(後期研修医)のプログラムは、日米両国の麻酔科レジデント制度をブレンドし麻酔専門医への道のりとして質の高い教育を望む若い医師のための手作りの内容を策定しております。
「患者を診ずに本だけで勉強するのは,まったく航海に出ないに等しいと言えるが,半面,本を読まずに疾病の現象を学ぶのは,海図を持たずに航海するに等しい」- 内科医の父 ウィリアム・オスラー博士のことば(日野原重明・訳)。
To study the phenomenon of disease without books is to sail an uncharted sea, while to study books without patients is not to go to sea at all. –Sir William Osler, “Books and Men” in Boston Medical and Surgical Journal, 1901.

資格取得:
後期研修医2年目(初期研修医の経験によっては1年目)で厚生労働省麻酔標榜医資格、麻酔科学会認定医資格
後期研修医3年目で麻酔専門医試験を受験
後期研修医4年目に麻酔専門医資格の取得を目指します。
後期研修医5-6年目では更に2年間のサブスペシャリティーを通し
  • 心臓・大血管と胸部外科麻酔:JB-POT(日本周術期経食道心エコー認定)、NBE(米国周術期経食道心エコーアドバンス認定)、心臓血管麻酔専門医
    区域麻酔ブロック:日本区域麻酔認定医、ESRA(欧州区域麻酔認定)
    集中治療領域:集中治療専門医
    小児麻酔(国立成育医療研究センター麻酔科と連携):小児麻酔認定医
    ペインクリニック(今後)
    産科麻酔(今後)
    緩和ケア(今後)
を学びます。希望者には研修を通して各領域の専門医・認定試験の受験をサポートし、国際臨床研究に携わる機会や留学支援(基礎・臨床)もおこないます

スタッフ紹介

教授・講座主任:長坂安子
教授:野村 実
准教授:深田智子黒川智
講師:岩出宗代

 

主な就職先

・たくさんの関連病院麻酔科(お問い合わせください
・海外留学(欧米の麻酔科学・薬理学研究室など)
・麻酔科、ペインクリニック開業など

医学研究科