口腔顎顔面外科学分野
概要
口腔外科領域は、人間の生命維持に大切な「食べる」という機能に大きく関わるだけでなく、視覚的に病態を捉えることができるため、良好な治療結果だけでなく整容的改善をも強く求められる領域です。さらには、感染の入り口でもあり、口腔衛生状態が循環器系・呼吸器系疾患や頭頸部外科手術・消化器外科手術の術後合併症と密接に関連することが明らかになっています。
本分野の特徴は、親知らずの抜歯、嚢胞や良性腫瘍の手術、歯の再植術・自家移植術などの口腔外科領域全般の治療をベースに、その中でも主要である『咬合再建』を目的とした顎変形症治療、口腔顎顔面外傷治療、口唇口蓋裂治療、デンタルインプラント治療を中心に診療を行っています。特に、顎変形症治療に関しては、一般的に広く用いられている下顎骨切り術、上顎骨切り術のみならず、上顎・下顎の部分的な骨切り術、下顎骨体部骨切り術、オトガイ形成術、上顎骨延長術など多様な手技を有しており、細かい病態に応じたオーダーメイド治療が可能となっています。
本分野の特徴は、親知らずの抜歯、嚢胞や良性腫瘍の手術、歯の再植術・自家移植術などの口腔外科領域全般の治療をベースに、その中でも主要である『咬合再建』を目的とした顎変形症治療、口腔顎顔面外傷治療、口唇口蓋裂治療、デンタルインプラント治療を中心に診療を行っています。特に、顎変形症治療に関しては、一般的に広く用いられている下顎骨切り術、上顎骨切り術のみならず、上顎・下顎の部分的な骨切り術、下顎骨体部骨切り術、オトガイ形成術、上顎骨延長術など多様な手技を有しており、細かい病態に応じたオーダーメイド治療が可能となっています。
研究可能テーマ
(1)ヒト歯髄幹細胞を用いた三次元的骨・軟骨再生療法の開発
口唇口蓋裂などの先天疾患、外傷、腫瘍などの後天疾患による不可逆性の骨欠損部の組織再生治療は、機能的および審美的問題も含め焦眉の課題である。歯髄幹細胞には増殖能、多分化能が高いことが報告され再生医療の細胞源として注目を浴びて久しい。国内の高いレベルの多施設やドイツのフランクフルト大学をはじめ、国際的な共同研究を行い、全過程において自己細胞由来の三次元骨・軟骨再生療法の実現化を図り、臨床応用へ導く。
(2)口腔顎顔面領域疾患における軟組織・硬組織の治癒の検討
口腔顎顔面領域における最大のテーマは「咬合・機能再建」である。顎変形症、外傷をはじめとした口腔顎顔面領域はさらに審美的要素も関わり、軟組織も考慮する必要がある。本分野では術前・術後の骨治癒過程をCTなどから3次元的に評価し、さらにはシミュレーションソフトを用いた軟組織評価も行い患者満足度の高い技術の開発に取り組んでいる。また、術式の開発も積極的に行っておりその開発した技術をフィードバックし検討を行っている。
口唇口蓋裂などの先天疾患、外傷、腫瘍などの後天疾患による不可逆性の骨欠損部の組織再生治療は、機能的および審美的問題も含め焦眉の課題である。歯髄幹細胞には増殖能、多分化能が高いことが報告され再生医療の細胞源として注目を浴びて久しい。国内の高いレベルの多施設やドイツのフランクフルト大学をはじめ、国際的な共同研究を行い、全過程において自己細胞由来の三次元骨・軟骨再生療法の実現化を図り、臨床応用へ導く。
(2)口腔顎顔面領域疾患における軟組織・硬組織の治癒の検討
口腔顎顔面領域における最大のテーマは「咬合・機能再建」である。顎変形症、外傷をはじめとした口腔顎顔面領域はさらに審美的要素も関わり、軟組織も考慮する必要がある。本分野では術前・術後の骨治癒過程をCTなどから3次元的に評価し、さらにはシミュレーションソフトを用いた軟組織評価も行い患者満足度の高い技術の開発に取り組んでいる。また、術式の開発も積極的に行っておりその開発した技術をフィードバックし検討を行っている。
スタッフ紹介
教授・基幹分野長 古賀 陽子
講師 菅野 勇樹
講師 菅野 勇樹