大学院・研究施設

法医学分野

概要

法医学では外的要因による人体障害に関する研究を行っています。

1.外傷性脳損傷の診断と病態解析
法医学では外傷性脳損傷の受傷機転や損傷と疾患の因果関係を調査しています。これまで頭部外傷による神経細胞変性、脳内異物や血腫による神経病変、高齢者の事故と認知症との関係に関する研究を行ってきました。法医学実務の中から重要な課題を見出し、基本的な実験手法を用いて、動物実験などで検証する方法で研究を進めています。

2.事故の診断と予防
転倒・転落、異常環境、急性中毒、交通事故などによる事故は主要な死因であり、その診断と予防の研究は社会の安全と安心に必要です。当教室では乳幼児や高齢者における事故の解析、既存・潜在疾患と事故の関係、事故による合併症について調査検討を行っています。また、異常環境による病態、損傷との区別が必要な病変について組織形態学的解析と分子生物学的解析を行い、鑑定に役立つ知見を見出すと共に、成因や病態についての研究を行っています。さらに、事故と薬毒物の関係について中毒学と法律学の面から研究を行っています。

研究可能テーマ

頭部外傷による脳損傷: 外傷性脳損傷について実験動物を用いて組織学的・生化学的に解析する。
法医病理・臨床法医学: 突然死や事故死などの事例を収集解析し、剖検診断や傷病予防の方法を考案する。
中毒学: 薬物の機器分析方法を考案し生体作用を解析する。
DNA多型: DNA多型解析による個人識別の方法を考案する。

スタッフ紹介

教授 木林 和彦
講師 島田 亮
講師 多木 崇
准講師 中尾 賢一朗
特任助教 町田 光世
特任助教 多々良 有紀

研究紹介

文部科学省私立大学戦略的研究基盤形成支援事業・研究拠点を形成する研究(平成26~30年度)

「死因究明のための脳神経外傷の診断と病態解析」
研究代表者 東京女子医科大学医学部法医学講座 木林和彦  
頭部外傷に特化した死因究明の研究拠点の形成であり、外傷性脳損傷の剖検診断と基礎研究を推進する。

医学研究科