大学院・研究施設

概要

病理学(第二)は北校舎3階にあり、教室員は現在16名(留学中1名、研究生2名、非常勤講師2名、技師・事務を含む)のうち、6名が女性です。他の基礎医学系教室と同様に、病理学の研究・教育を担当する他、病院業務としての病理解剖を行っています。また、病院の病理診断科や臨床科を兼務する教室員もいて、臨床から基礎研究まで奥行きの深い教室です。
病理学は病気の成り立ちを研究する学問で、その病理学の原点に立ち、どうして病気が起こるのかを、病理形態学に留まらず、分子生物学的手法を積極的に取り入れて研究しています。教室員には臨床経験のあるものが多く、臨床上の疑問が研究テーマに繋がっています。技師は高度な技術を用いて、通常の業務ばかりでなく、研究に関わる補助(形態学・分子生物学から実験動物の管理)を幅広く分担しています。
教室内では、教授を含め和気あいあいと自由に話ができる雰囲気です。学生の出入りも多く、教室に立ち寄って話をしていく卒業生もみられます。学生の方も気軽に話に来て下さい。また、臨床・基礎の教室との共同研究も大歓迎です。

研究可能テーマ

研究としては、モデル動物を用い、分子生物学的に解析するものが主体ですが、解析内容により、電子顕微鏡、蛍光顕微鏡などの形態学的手法やFACSによる解析、DNA・RNAからタンパク質までの分子生物学的手法を使って研究しています。教室員がそれぞれ研究テーマを持って研究し、年3回の研究発表会で発表し、問題点をお互いに討議しています。
主な研究テーマは、発癌におけるミトコンドリア異常、腎不全モデルにおける血管石灰化・心筋線維化・骨代謝異常、代謝性脂肪肝モデル動物における発癌、巣状糸球体硬化症や糖尿病性腎症の発症機序等です。
 

スタッフ紹介

准教授  種田積子
助教  宇都健太
助教  吉澤佐恵子
助教  山内茜

 

医学研究科