医学部

病理学(第二)

概要

病理学(第二)は北校舎3階にあり、教室員は現在18名(留学中2名、研究生2名、非常勤講師2名、技師・事務員を含む、)そのうち7名が女性です。他の基礎医学系教室と同様に病理学の研究・教育を担当するほか、病院業務としての病理解剖を行っています。また、病院の病理診断科や臨床科を兼務する教室員も多く、臨床から基礎研究まで奥行きの深い教室です。病理学は病気の成り立ちを研究する学問で、
その病理学の原点に立ち、どうして病気は起こるのかを、病理形態学に留まらず、分子生物学的手法を積極的に取り入れて研究しています。教室員は臨床経験のあるものが多く、臨床上の疑問が研究テーマに繋がっています。技師は高度な技術を用いて、通常の業務ばかりでなく、研究に関わる補助(形態学・分子生物学から実験動物の管理)を幅広く分担しています。教室内では教授を含め区別なく和気あいあいと自由に話が出来る雰囲気です。学生の出入りも多く、教室に寄って話をしていく卒業生も見られます。学生の方も気軽に話に来て下さい。また、臨床・基礎の教室との共同研究も大歓迎です。

教育内容

病理学はほぼ全学年に亘って講義・実習があります。病理学(第二)の担当は、2年時の病因と病態(循環障害、腫瘍、炎症、免疫)から始まり、循環器、呼吸器、腎・泌尿器、3年時の消化管、肝胆膵、内分泌、男性生殖器、女性生殖器、乳腺、4年時の血液、基本的治療法(腫瘍の病理・病態)、CPC実習、5年時のクラークシップというように病理学の重要なテーマに広範に関与しています。クラークショップで当教室を選ぶ学生は毎年10名程度おり、多い年では15名に達します。講義では、なるべくマクロ・ミクロの像を提示して、イメージが湧くような内容にしています。また、実習はスケッチが主体ですが、スケッチのポイントを分かり易く説明しています。
 

研究内容

研究としてはモデル動物を用い、分子生物学的に解析するものが主体ですが、解析内容により、電子顕微鏡、蛍光顕微鏡などの形態学的手法やファックスによる解析、DNA・RNAからタンパク質までの分子生物学手法を使って研究しています。教室員がそれぞれテーマを持って研究し、年3回の研究発表会で発表し問題点をお互いに討議しています。主な研究テーマは、発癌におけるミトコンドリア異常、腎不全動物モデルにおける血管石灰化・心筋線維化・骨代謝異常、代謝性脂肪肝モデル動物における発癌、癌や透析における腹膜中皮細胞の変化などです。
 

スタッフ紹介

教授・講座主任
小田 秀明
専門領域
人体病理・
分子病理

准教授
種田 積子
専門領域
腎病理

大学院

形態学系専攻、病理学(第二)分野を担当しています。初期総合カリキュラムでは分子生物学総論を講義し、夏に行われる実習では形態学専攻の1分野として、実習を行っています。研究テーマは発癌のメカニズムに関わるもの、腎炎、腎障害に関わるもの、腎不全における心臓・血管に関わるものなど、広いテーマで分子病理学的手法を用いて解析をしています。大学院生はこれまで2,3名と少数ですが、臨床各科の大学院生の研究指導も行っており、研究成果は欧米の主たるジャーナルに採択されています。
 

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