生命医科学教室
概要
生命医科学教室では、生命科学から基礎医学への橋渡しとなる教育を主に担うとともに、基礎医学の基盤となる生命現象の基本原理を明らかにする研究を行っています。医学を学ぶためには、細胞、生体分子、代謝、遺伝、発生、組織・器官の成り立ちなど、生命現象を理解するための基礎的な知識が不可欠です。本教室では、医学部初年次教育を中心に、学生の多様な学修背景を踏まえながら、生命科学の基本概念を医学の学修へとつなげる教育を行っています。また、モデル生物を用いた基礎医学研究にも取り組んでいます。私たちは、教育と研究を通じて、生命科学の理解を医学へとつなげる人材の育成と、将来の医学・医療を支える基盤的な知見の創出を目指しています。
教育内容
生命医科学教室では、医学部初年次教育を中心に、生命科学の基本概念を基礎医学の理解へとつなげる教育を担当しています。細胞生物学、生理学、発生学、遺伝学、組織・器官の構造と機能に関わる内容などを扱い、看護学部においても生命科学に関する教育を行っています。
高校までの学修内容と医学部で求められる知識との段差を意識し、基本知識の確実な定着と、生命現象を概念的に理解する力の育成を重視しています。講義、実習、アクティブラーニングを通じて、生命現象を分子・細胞・組織・器官のつながりの中で捉え、多面的に考える力を養うことを目指しています。
研究内容
生命医科学教室では、モデル生物を用いて、分子・細胞レベルで生命現象の仕組みを理解する基礎医学研究を行っています。
発生過程では、細胞の増殖、分化、移動、組織間相互作用などが厳密に制御されることで、複雑な器官や組織が形成されます。本教室では、心臓や眼などの器官発生を対象に、組織や細胞がどのように相互作用し、正常な形態や機能的構造をつくり上げるのかに注目して研究を進めています。
また、ヒトが健康に生きるためには、生体の恒常性の維持や環境変化の感知と適応などが重要です。これらの生体機能を司る分子の働きを理解することは、その破綻によって生じる疾患の原因解明や治療法の開発にも不可欠です。本教室では、分子生物学的、細胞生物学的、遺伝学的アプローチを総合して、生命現象の仕組みを理解する研究を行っています。
生命現象を理解することは、医学における正常構造・正常機能の理解、疾患の原因解明、さらには再生医学や組織形成研究の重要な基盤となります。本教室では、観察や実験を通じて生命現象の基本原理を明らかにすることで、基礎医学の発展に貢献することを目指しています。
また、関連活動として、NBRP「線虫」の中核機関を担い、研究リソースを国内外の研究者に提供することで、医学・生命科学研究の発展に貢献しています。
スタッフ紹介

- (兼務)准教授
-
辻野 賢治
- 専門領域
- 量子光学
量子生物学

- (兼務)講師
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越野 一朗
- 専門領域
- 生化学
分子生物学