大学院・研究施設

博士後期課程 基盤科目

共通選択科目

心理学特論(2単位)

心理学的諸理論に基づく対象(個人、家族、集団、地域など)に関する的確なアセスメント能力の体系的な学習ならびに看護実践、とくに対象の心理的側面への効果介入(カウンセリングや心理療法を含む)に必要な高度なレベルの諸技法の習得を目指します。

統計学特論(2単位)

看護研究を行う上で有用な統計手法について、理論的背景と具体的な活用方法、結果の解釈の仕方と注意点等について、具体的な研究例を通して学修します。
具体的講義内容:
多変量解析の概要と基礎的考え方
多重回帰分析・パス解析・共分散分析
多ロジスティック回帰分析統計的決定理論
多主成分分析と因子分析
多尺度開発時に用いる統計と考え方

哲学特論(2単位)

近代哲学および現代哲学における主要な理論や基本概念について学び、近代から現代に至る認識観、人間観の変遷について探求します。またそれをもって人間存在のあり方や他者関係の捉え方について考えを深め、看護実践、看護研究を展開する上での哲学的基盤を養います。

倫理学特論(2単位)

代表的な倫理理論および基本倫理原則について学び、医療、看護における具体的な事案に関し、基本倫理原則に照らして検討します。特に、パーソン論、SOL(生命の神聖さ)とQOL(生の質)との概念的対立が、周産期医療、終末期医療、安楽死といった事項における倫理議論の推論にどのような影響を与え得るかについて検討します。

研究方法特論(2単位)

人間の成長発達に応じた身体の変化や動作、人間の生体反応等について、基本理論や、測定・分析方法を最近の研究の動向を踏まえて探求します。