大学院・研究施設

実践看護学Ⅳ(精神看護学)

概要

博士前期課程実践看護学 IV(精神看護学)では、精神看護領域の高度な専門性を身につけ、将来、精神看護の実践・教育・研究の各分野で指導的な立場で活躍できる人材の育成を目指して、修士論文コースと実践看護コースを開設しています。
修士論文コースは、主に精神看護学の教育・研究者を目指す方が受講しています。実践看護コースは、日本看護協会の精神看護専門看護師を目指す方が受講しています。このコースは、日本看護系大学協議会より「精神看護専門看護師教育課程」としての認定を受け、現在38単位のコースを開講しています。修了生の多くが、精神看護専門看護師となり、臨床現場で幅広く活躍されています。また教育現場で活躍されている方もいます。

研究可能テーマ

リエゾン領域を含む、精神看護領域の研究テーマを幅広く扱っています。
実践看護コースでは、院生の方々が、これまでの実践経験の中で探求したいと考えた実践的なテーマについて深く省察し、系統的な文献検討を行い、課題研究論文としてまとめています。課題研究論文の作成を通して、修了後に実践で活躍する際に、エビデンスに基づいた実践行為や現場教育が行えるようになることを目指しています。
修士論文コースでは、自立した教育・研究者となることを目指して、将来的には博士課程に進学することを想定して、精神看護領域のテーマについて、高度な学術論文を作成することを目指しています。研究方法としては、質的研究方法を用いた研究を指導しています。

スタッフ紹介

・教授  濱田 由紀
・助教  異儀田 はづき
・助教  田代 真利子





 

学位論文テーマ主な実習施設

1)学位論文テーマ

○修士論文テーマ
・児童思春期精神科病棟での看護における発達障害児に対する「育てる」ということの意味
 
○課題研究論文テーマ
・統合失調症者の体験記を通した障害の受容とリカバリーとの関連についての検討
・救急医療施設と精神科医療施設における自殺企図者への看護に関する文献検討
・精神科看護師の成長に関する文献検討
・精神看護におけるケアリングに関する文献検討
 

2)主な実習施設

・碧水会長谷川病院
・東京都立松沢病院
・公益財団法人井之頭病院
・東京女子医科大学病院