大学院・研究施設

老年看護学

概要

博士後期課程では、変化する地域社会と人々の生活意識や価値観を踏まえ、新たな視座で高齢者のあり様を説明する概念の探求と理論開発を目指していきます。そのために必要な看護実践における概念探求や理論開発に関する哲学的基盤と方法論とを学びます。また各自の関心領域における知見の集積やメタ分析方法、システマティックレビュー等を通して研究知見の統合方法、エビデンスの生成に向けた介入研究や実験研究など様々な研究手法、研究デザインとその厳密さ等、自立した看護学研究者となるための基礎を修得します。さらに当該分野におけるこれまでの老年看護学の歴史を紐解くとともに老年看護学の発展のために人を対象とする他の学問分野(哲学や倫理学、心理学、教育学など)との学術的な交流や国際交流を通して学際性を養い、豊かな人間性を備えた自律的な研究者の育成を目指しています。

研究可能テーマ

以下の研究テーマはいずれも可能であり研究デザインは、量的研究、質的研究、混合研究法等、が可能である。またどのテーマの場合でも高齢者の看護実践における概念と理論的基盤を明らかにし、現象を解明する目的にあった研究デザインで取り組むことを支援する。
高齢者の自律高齢者の特性と地域性や暮らしの文化、価値観を踏まえた慢性疾患管理と病いとともに生きる高齢者の生活の質にかかわる研究のモデル構築と検証
高齢者の継続看護マネジメントにかかわる研究
高齢者のエンドオブライフケア、アドバンスケアプランニングなど意思表明支援に関する研究
高齢者の生きがいやWell-Beingに関する研究

スタッフ紹介

・教授  長江 弘子
・准教授 坂井 志麻
・講師  原沢 のぞみ

博士論文テーマ

脳血管疾患患者の術後せん妄発症予測スケールの開発
特別養護老人ホームにおいて「よりよい看取り」を実施するための取り組み
ー研究者と実践者の協働によるミューテュアル・アクションリサーチー
認知症高齢者の看護を実践する看護師の困難感尺度の開発
脳血管疾患により失語症となった高齢者とともに生活する家族の「暮らしやすさ」尺度の開発