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看護学研究科委員会委員長メッセージ

看護学研究科委員会委員長メッセージ

※看護学研究科委員会委員長は学長が兼務しております。

看護学研究科委員会委員長:
丸 義朗
Yoshiro Maru

「学術と人格は進歩する医学の両輪」

 このたび2019年4月1日付で学長に就任致しました。1900年に創立された歴史ある東京女子医科大学の建学の精神は、医学の蘊奥を究め、人格を陶冶して、社会に貢献する、です。ゲノム解析、AIの介入、疾患モデル動物学の進歩などによって、医学は目覚ましい発展の途上にあります。どのような時代がきても、その進歩した医学に応じることができなければ医療人としての天職を全うすることはできません。

 これまで東京女子医科大学では、高度な学術を身につける医療人を育成することを目標に、優れた先人によって、丁寧で質の高い教育プログラムによる教育がなされてきました。しかし、学術だけ優れていても、高い教養をもつ人格者でなければ、多様性とスピードを特徴とする現代医療に立ち向かうことはできません。医学教育の質をさらに向上させる取り組みを実践するとともに、一方で人間形成を重視する教育をプログラムに盛り込んでいきます。 医師や看護師という医療人を最初から意識して、模擬患者や患者さんを相手に医療人と患者さんの間の人間関係を学ぶことはもとより、医療人を意識する前の段階で、上下関係など様々な人と接する時の垣根を積極的にまたいで、人と人との心を開いた関係を作ること、そして最終的には信頼の構築を、成果(アウトカム)としたいと考えております。

 東京女子医科大学は日本で唯一の女子医科大学です。 男性に比較して女性の方が医師として一定の指標では優れているという公衆衛生学的学術結果も公表されており、日本における女性医師の割合が約20%と他国のそれを大きく下回る現状では、東京女子医科大学は量的貢献をすでにしています。 女性医師は子育てなどのため36歳で就業率が一時的に低下します。様々なライフイベントに対して自らの手でキャリアデザインできるような学修、また女性の品位を身につける学修・風土を推進したいと考えています。

 皆さんとご一緒に、働きやすい職場、学びやすい学校、各人が自分の力を発揮できる風土、このような大学環境を作って参ります。浅学菲才の身ではありますが、精一杯頑張りますので、どうぞ宜しくお願いいたします。