呼吸器外科

General Chest Surgery

 

特徴

肺腫瘍(肺癌などの悪性腫瘍、転移性腫瘍、血管腫・結核腫などの良性腫瘍)、胸腺腫・神経鞘腫などの縦隔腫瘍、胸膜中皮腫、気胸・肺嚢胞、肺気腫、膿胸・胸膜炎、重症筋無力症、漏斗胸等の呼吸器外科的疾患全般について呼吸器内科等と連携し、外科診療を行っています。

 

手術

年間手術症例数は約390例で、内訳は原発性肺癌120 例、転移性肺腫瘍50例、その他の肺腫瘍20例、縦隔腫瘍40例、気胸・肺嚢胞70例、膿胸20例、その他重症筋無力症、漏斗胸、心大血管疾患を含め80 例で、7割の手術を胸腔鏡下に行っています。小さな肺癌は、肺機能を考慮し、病巣を含んだ肺を切除する胸腔鏡下区域切除術を行っています。

 

検査

気管支鏡検査、気管など気道狭窄・閉塞にはステントによる気管支鏡下拡張術、レーザー治療、難治性の気漏にはシリコンによる気管支閉塞、気管支動脈・肺動脈などの血管造影検査・血管塞栓術、縦隔鏡によるリンパ節生検なども行っています。

 

呼吸器外科教室
本教室は、原発生肺癌症例は1500 例を超えています。特に、心疾患、腎疾患、糖尿病等の合併症のある方には胸腔鏡下に低侵襲な手術を行っています。また、若年者、女性に対してはより美容面を考慮した手術を提供させていただいています。進行した症例では周辺組織を含め切除する拡大手術を、狭心症などの虚血性心疾患を合併する肺癌症例では心肺同時手術、胸腔内温熱療法等を行っています。
さらに、研究は、臨床経験をもとに、臨床応用に直結し、臨床に還元できる研究を行っています。

 

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