集中治療科

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  • 東京女子医科大学病院

    〒162-8666
    東京都新宿区河田町 8-1

    03-3353-8111 (大代表)

    • 若松河田駅下車 徒歩約5分
    • 曙橋駅下車 徒歩約8分
  • 診療・受付時間

    診療時間

    平日 9:00~11:00
    土曜 9:00~11:00(第3土曜日除く)

    受付時間(初診・再診(予約がない方))

    平日 9:00~16:00
    土曜 7:30~12:00(第3土曜日除く)

  • 休診日

    日曜・祝日・第3土曜日
    年末年始(12月30日~1月4日)
    創立記念日(12月5日)

    ※12月5日が日曜日の場合は12月6日

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集中治療科

診療内容

集中治療科では、生命の危機に瀕した重症患者さんに対して、24時間体制で高度な全身管理を行っています。
集中治療の目的は、外科系・内科系疾患を問わず、呼吸、循環、代謝、脳神経などの重篤な急性臓器障害に対して、適切な集学的治療とケアを行うことにより臓器機能の回復を促し、患者さんの救命と回復につなげることです。

当科は、18床の集中治療室(ICU)と12床のハイケアユニット(HCU)を管理しています。集中治療科医が診療チームの中心となり、各診療科の医師、看護師、診療看護師、薬剤師、臨床工学技士、理学療法士、管理栄養士などの多職種が連携し、患者さん一人ひとりの病態に応じた治療を行っています。
当院では、高難度手術後の周術期管理に加えて、重症心不全、心臓・腎臓移植、成人先天性心疾患、重症呼吸不全、敗血症・敗血症性ショックなど、専門性の高い集中治療を必要とする患者さんを幅広く受け入れています。人工呼吸管理、血液浄化療法、補助循環、ECMO(体外式膜型人工肺)などの高度生命維持療法を用い、各専門診療科と協力して治療にあたっています。

また、救命のみを目標とするのではなく、ICU退室後・退院後の生活を見据えた集中治療を重視しています。適切な鎮痛・鎮静管理、せん妄・睡眠障害への対応、早期リハビリテーションなどを多職種で実践し、集中治療後症候群(Post-Intensive Care Syndrome:PICS)の予防と、身体・精神・認知機能の回復を目指しています。

さらに、院内迅速対応システム(Rapid Response System:RRS)を通じて、一般病棟で状態が悪化した患者さんへの早期介入にも取り組んでいます。重症化した患者さんを治療するだけでなく、重症化を未然に防ぐことも集中治療科の重要な役割と考えています。

対象疾患

当科では、特定の疾患に限定せず、生命を脅かす急性臓器障害を有する患者さんや、大手術後など高度な全身管理を必要とする患者さんを対象としています。

呼吸不全

急性呼吸窮迫症候群(ARDS)、重症肺炎、その他の急性呼吸不全などに対して、人工呼吸管理をはじめとする高度な呼吸管理を行います。

循環不全・重症心不全

心原性ショック、急性心不全などの重篤な循環不全に対して、薬物療法に加えて補助循環などを用いた集学的治療を行います。

敗血症・重症感染症

敗血症、敗血症性ショックをはじめ、免疫抑制状態における重症感染症などに対して、感染症診療と臓器サポートを組み合わせた集中治療を行います。

意識障害・脳神経系疾患

急性の意識障害や脳神経系疾患など、厳密な全身管理を必要とする患者さんの集中治療を行います。

急性腎障害・代謝異常

急性腎障害や重篤な電解質・代謝異常に対し、必要に応じて持続的血液浄化療法などを用いた治療を行います。

高難度手術後の周術期管理

心臓血管外科、消化器外科、呼吸器外科、脳神経外科をはじめとする高難度手術後の患者さんに対して、呼吸・循環・腎機能などを総合的に管理します。

臓器移植・補助人工心臓

心臓移植、腎移植や左室補助人工心臓(LVAD)植込みなど、当院の高度専門医療に伴う集中治療・周術期管理を行います。

院内急変

一般病棟などで急激に状態が悪化した患者さんに対し、院内迅速対応システム(RRS)を通じた早期介入から、必要に応じたICU・HCUでの集中治療まで一貫して対応します。

診療実績

当科では、18床の集中治療室(ICU)と12床のハイケアユニット(HCU)を管理し、重症患者の全身管理から高難度手術後の周術期管理、院内急変への対応まで、幅広い集中治療を行っています。
主な診療実績は以下のとおりです。

人工呼吸管理 約600例/年
循環管理(機械的循環補助) 約40件/年
血液浄化療法 約600件/年
院内迅速対応システム(RRS) 80件/年

人工呼吸、機械的循環補助、血液浄化療法などの高度な臓器サポートを必要とする重症患者に対し、集中治療科医を中心とした多職種チームによる集学的治療を実践しています。
また、RRSを通じて一般病棟における患者の状態悪化を早期に認識し、重症化を未然に防ぐ取り組みも行っています。

  • 佐藤 暢夫

    教授

    佐藤 暢夫さとう のぶお

    専門分野

    集中治療、周術期管理、呼吸療法、医療安全、シミュレーション教育・困難気道管理

    認定資格

    日本集中治療医学会 集中治療専門医
    日本専門医機構 麻酔科専門医
    日本麻酔科学会 麻酔科指導医
    日本呼吸療法医学会 呼吸療法専門医
    日本医学シミュレーション学会 CVCインストラクター・DAMインストラクター
    日本スポーツ協会公認スポーツドクター

  • 客員教授

    野村 岳志のむら たけし

    専門分野

    集中治療、集中救急における超音波診断(POCUS)、集中治療医学教育、Tele-ICU・遠隔医療、シミュレーション教育

    認定資格

    日本集中治療医学会 集中治療専門医
    日本麻酔科学会 麻酔科指導医

  • 臨床講師・医局長

    西村 奈穂にしむら なお

    専門分野

    小児集中治療、小児救急

    認定資格

    日本集中治療医学会 集中治療専門医
    日本専門医機構 小児科専門医
    日本小児科学会 小児科指導医
    日本専門医機構 救急科専門医
    小児救急SIメンバー

  • 診療看護師

    佐藤 浩美さとう ひろみ

研究内容

集中治療科では、重症患者さんの救命率向上だけでなく、ICU退室後・退院後の生活の質(QOL)までを見据えた臨床研究を行っています。日常診療から生じるClinical Questionを研究につなげ、その成果を実際の集中治療に還元することを目指しています。
主な研究テーマは以下のとおりです。

集中治療後症候群(PICS)に関する研究

ICU退室後に生じる身体機能、精神機能、認知機能の障害について、長期的な予後を含めた研究を行っています。

ICU患者の睡眠・概日リズムに関する研究

ICUにおける睡眠障害や概日リズムの変化と、せん妄、精神・認知機能、長期予後との関連について研究しています。

Digital Healthを活用した重症患者への新たな介入

デジタルデバイスやビデオゲームなどを活用し、ICU・HCU患者の苦痛軽減や精神・認知機能の維持・改善を目指した新しい介入方法について研究しています。

人工呼吸・呼吸管理に関する研究

急性呼吸不全に対する人工呼吸管理、呼吸モニタリング、肺エコーなどを用いた呼吸管理の最適化について研究しています。

Point-of-Care Ultrasonography(POCUS)に関する研究

重症患者の循環・呼吸状態をベッドサイドで迅速に評価する超音波診断法と、その臨床応用について研究しています。

集中治療のアウトカム・医療の質に関する研究

日本ICU患者データベース(JIPAD)などを活用し、重症患者の予後や集中治療の質の評価・改善に取り組んでいます。

Rapid Response System(RRS)・医療安全に関する研究

入院患者の急変を早期に認識・介入するRRSや、院内急変、医療安全、チーム医療に関する研究を行っています。

集中治療・急性期医療における教育研究

シミュレーション教育、気道管理教育、多職種教育など、医療従事者の臨床能力とチームパフォーマンスを向上させる教育手法について研究しています。

これらの研究を通じて、重症患者さんの「救命」から「回復」、さらに退院後の生活までを支える新しい集中治療の確立を目指しています。

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