腎臓小児科
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診療内容
腎臓小児科では、腎炎・ネフローゼ症候群から透析や腎移植を必要とする末期腎不全の患者さんまで、全国から紹介を受けて治療しています。小児外科、泌尿器科、移植管理科、血液浄化療法科などの関連診療科の協力を得ながら、万全の体制で診療を行えることが当科の特色です。
日本のそして世界のオピニオンリーダーとなるべく 診療、教育、研究において、常に新たなチャレンジをしています。
対象疾患
学校検尿異常
水腎症、膀胱尿管逆流、尿路感染症
ネフローゼ症候群
尿細管機能異常症
腎移植
血液透析・腹膜透析
巣状分節性糸球体硬化症を含む
IgA腎症
IgA血管炎関連腎炎
C3腎症
膜性増殖性糸球体腎炎
膜性腎症
ループス腎炎
アルポート症候群
エプスタイン症候群
急性糸球体腎炎
溶血性尿毒症症候群
先天性腎尿路異常
ネフロン癆
多発性嚢胞腎
ロウ症候群
デント病
尿細管性アシドーシス
腎性尿崩症
診療実績
| 2022年 | 2023年 | 2024年 | |||
|---|---|---|---|---|---|
| 腎生検 | 固有腎生検(件) | 9 | 15 | 13 | |
| 移植腎生検(件) | 54 | 56 | 53 | ||
| 透析 | 腹膜透析(人) | 9 | 15 | 13 | |
| 血液透析(人) | 急性透析 | 0 | 3 | 7 | |
| 慢性維持透析 | 3 | 3 | 3 | ||
| 腎移植 | 生体腎移植(人) | 10 | 8 | 5 | |
| 献腎移植(人) | 8 | 6 | 7 | ||
| 計(人) | 18 | 14 | 12 | ||
緑文字 =予約外 紫文字 =救急当番 茶文字 =予約外+救急当番
★:教授 ☆:臨床教授 ◎:准教授 △:臨床准教授 ◆:講師 ◇:准講師
| 月曜日 | 火曜日 | 水曜日 | 木曜日 | 金曜日 | 土曜日 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 午前 | 安藤 太郎 | ★三浦 健一郎 | 中谷 諒 | ◆白井 陽子 | ★三浦 健一郎 腹膜透析(担当医) | ★三浦 健一郎 | 
| 午後 | ◆神田 祥一郎 | ★三浦 健一郎 | 中谷 諒 | ◆白井 陽子 | ★三浦 健一郎 腹膜透析担当医 | 
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                     教授 三浦 健一郎みうら けんいちろう 専門分野 小児腎臓病 認定資格 小児科専門医・指導医 
 日本腎臓学会認定専門医・指導医
 日本臨床腎移植学会腎移植認定医
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                     講師 白井 陽子しらい ようこ 専門分野 小児腎臓病 認定資格 小児科専門医・指導医 
 日本腎臓学会認定専門医・指導医
 日本臨床腎移植学会腎移植認定医
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                     助教 安藤 太郎あんどう たろう 専門分野 小児腎臓病 認定資格 小児科専門医 
 日本腎臓学会認定専門医
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                     助教 加藤 彩かとう あや 専門分野 小児腎臓病 認定資格 小児科専門医 
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                     助教 中谷 諒なかたに りょう 専門分野 小児腎臓病 認定資格 小児科専門医 
 日本腎臓学会認定専門医
 小児感染症認定医
 PKD認定医
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                     助手 吉村 萌よしむら もえ 専門分野 小児腎臓病 認定資格 小児科専門医 
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                     後期研修医 小野 沙也佳おの さやか 専門分野 小児腎臓病 認定資格 小児科専門医 
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                     後期研修医 久保川 祐友くぼかわ ゆう 専門分野 小児腎臓病 
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                     非常勤講師 神田 祥一郎かんだ しょういちろう 専門分野 小児腎臓病 認定資格 小児科専門医・指導医 
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                     非常勤講師 橋本 多恵子はしもと たえこ 専門分野 小児腎臓病 認定資格 小児科専門医・指導医 
 日本腎臓学会認定専門医・指導医
 臨床遺伝専門医
 出生前コンサルタント小児科医
研究内容
腎臓小児科はあらゆる小児腎泌尿器疾患について専門的な診療を行っておりますが、臨床研究にも力を入れて取り組んでいます。主な研究分野は以下の通りです。
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小児慢性腎不全の治療研究(腎移植・透析療法) ABO血液型不適合生体腎移植、特別な配慮を要する腎移植(巣状分節性糸球体硬化症、多発性嚢胞腎、下部尿路異常合併例など)、献腎移植、腹膜透析における被嚢性腹膜硬化症の研究などを行っています。 
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ネフローゼ症候群・巣状分節性糸球体硬化症(FSGS)の病態解明・治療開発 ~抗ネフリン抗体の多施設共同研究~ 当科では、次世代シーケンサーを用いたFSGSの遺伝子解析を行っています。 
 また、近年、ネフローゼ症候群・FSGSの病因として抗ネフリン抗体が報告されました。当科では、腎移植後FSGS再発の患者さんの病因として抗ネフリン抗体が関与することを世界に先駆けて報告しました。
 現在、多施設共同研究でネフローゼ症候群(微小変化型ネフローゼ症候群およびFSGS)の抗ネフリン抗体の解析を行っています。抗ネフリン抗体の解析をご依頼される医療機関の先生方は下記にご連絡を下さい。
 三浦健一郎(kmiura@twmu.ac.jp)、白井陽子(shirai.yoko@twmu.ac.jp)
 解析項目:
 血漿/血清を用いたELISAによる抗ネフリン抗体の定量
 腎生検組織 ネフリンとIgGの共染色、超解像顕微鏡による解析
 エピトープ解析(自施設の患者さんで開始)
 リンパ球サブセット解析(近隣のご施設のみ)
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IgA腎症をはじめとする腎炎の治療研究 詳細な腎生検診断に基づき、患者さんに適した治療と研究を行っています。 
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小児腎疾患に対するアフェレシス治療の研究 重症腎炎や難治性ネフローゼ症候群(FSGSを含む)、ABO血液型不適合生体腎移植などを対象として、必要に応じて血漿交換やLDL吸着療法などを行っています。 
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小児腎領域の希少・難治性疾患(エプスタイン症候群、ロウ症候群などの尿細管機能異常症)の調査研究 エプスタイン症候群の遺伝子解析・免疫染色による診断、腎病理、治療の研究、ロウ症候群の診断、疫学調査、長期予後の研究などを行っています。 
 厚生労働科学研究費補助金 難治性疾患政策研究事業小児腎領域の希少・難治性疾患群の全国診療・研究体制の構築(https://pckd.jpn.org)参照
また、学会主導のガイドラインの作成や委員会報告にかかわり、また多くの厚生労働科学研究にも参加して小児腎臓病診療の向上に努めています




 
 
 
 
 
 
 
 




