領域紹介

看護系 成人看護学

看護系 基礎看護学

成人期は15~65歳で区分されており、人生でもっとも変化の著しい期間です。そのため成人看護学では、対象者の身体的な健康レベルのみでなく、これまでその人が生活していた家庭や社会における役割、生活習慣、価値観や心理的側面を理解することが求められます。
担当教員は高い専門性を持つ教員が担当しています。高い専門性に基づき、さまざまな看護の視点を教授することにより、成人期における対象者の多様性や個別性を理解するための教育を提供しています。また、実習や演習は小人数制で実施し、学生が積極的に学習に取り組める環境にあります。
病院での実習など初めての状況に学生が戸惑いや不安を抱きやすい場面でも、教員や臨床指導者(看護師)が常にサポートする体制を整えており、これらの学習環境を通して学生自身が自己を見つめ、将来への課題と展望を持てるような教育を目指しています。

教科目

成人看護学・概論

成人期の対象者の特徴や健康問題などを総合的に学びます。対象理解に重要となる概念・看護理論(危機理論、ストレス・コーピング、適応理論、セルフケア理論、成人学習理論、自己効力感など)の基礎的知識を習得し、実践への適応を学びます。

成人看護学・各論Ⅰ(急性期看護)

急性発症や慢性疾患の急性増悪などのクリティカルな状況下にある対象者の特徴を理解し、重症者や周術期の看護、救急看護の基礎知識や技術・援助を学びます。授業は講義、演習を取り入れ、学生が主体的に取り組めるように構成しています。

成人看護学・各論Ⅱ(慢性期看護)

慢性疾患を抱えて長期的な健康問題をもつ、あるいはリハビリテーション期にある対象者の特徴を理解し、セルフケア能力を高め、その人らしい生活を送るための基礎知識や技術・援助を学びます。また、自己血糖測定や自己インスリン注射など、生活習慣病に対する看護について、演習を通し具体的に学んでいきます。

成人看護学・各論Ⅲ(緩和ケア・がん看護)

緩和ケアを必要とする対象者の特徴を理解し、全人的苦痛や苦悩を軽減するための基礎知識や技術・援助について学びます。また、がん看護の知識や技術・援助についても習得します。

   

各論Ⅰ・Ⅱ・Ⅲでは、講義や演習に附属病院の現役看護師が参加します。そのため、リアルな臨床現場を想起した活発な質疑応答も可能であり、より多くの学びを得ることができます。

成人看護学実習(急性期・慢性期)

成人看護学実習では、対象者の個別性をふまえて健康レベルの改善・維持・増進やQOL向上を目指す、根拠に基づいた看護を実践するための基礎的能力、対象理解に必要な姿勢や倫理的態度を養います。また、保健医療チームにおける看護師の役割と多職種連携の理解についても学びます。
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