法人・大学案内

中長期ビジョン

ビジョン2020について

本学では、「高い知識・技能と病者を癒す心を持った医師の育成を通じて、精神的・経済的に自立し社会に貢献する女性を輩出する」という建学の精神のもと、理念である「至誠と愛」を胸に、「最良の医療を実践する知識・技能を修め、高い人格を陶治した医療人および医学・看護研究者を育成する教育を行う」という使命を果たすべく、すべての教職員が日々の業務に取り組んでいます。
今般、この建学の精神、理念、使命を踏まえ、5年後に目指す本学の姿について、ビジョンおよび中長期計画を策定しました。このビジョンと中長期計画は、これまでのビジョン2015の実績検証を行った上で、平成26年12月に示した本学の大学再生計画を含んだ目標達成に向けて、教職員全員が具体的にイメージでき、取り組めるような計画といたしました。
法人中長期計画は、「ビジョン2020」を実現するために、本学に求められている「信頼構築」「医療安全」「女性の活躍」「垣根を越える」「財務改善」を5本の柱とし、設定しています。また、この法人中長期計画を達成するために、教育、研究、医療、経営・管理の4領域ごとに取り組むべき中長期目標を掲げています。
教職員全員が協力し合い、中長期ビジョン、中長期計画ともに目標達成できるよう、一丸となって取り組んでまいります。

中長期ビジョン~“ビジョン2020”

医療安全についての深い反省を胸に刻み、社会から信頼される医療を構築するとともに、一丸となって誰もが活躍できる大学を目指す

ビジョン2020

全体の基本方針(平成28~32年度)

  1. 私たちは、患者さんをはじめ一人ひとりと真摯に向き合い、一人ひとりが思いやりを持ち、全力を尽くすことで揺るぎない信頼を構築する。
  2. 私たちは「相手を敬い相手に寄り添った態度で、日本で一番、医療安全に取り組む組織」を実現する。
  3. 私たちは、唯一の女子医科大学として、女性が活躍できる環境を整え、極めて誠実に慈しみの心を持ってリーダーシップを発揮できる女性を育成する。
  4. 私たちは、施設・部門・職種・職位等の垣根を越えて意思疎通を深め、密接に協働することで、それぞれが持つ強みと能力を最大限に活かし、力強く改革を進める。
  5. 私たちは、収支状況の透明性を高め、一人ひとりの経営参画意識を醸成し、従来発想にとらわれない新たな取組みを通じて、戦略的に財務基盤および業務体制を革新する。

領域における基本方針(中長期計画平成28~32年度)

教育

  1. 建学の精神および教育理念を常に抱き、自らの使命を果たすことのできる医療人を育成する
  2. 卒前・卒後教育を通して一貫した医療安全・チーム医療教育の充実と強化を推進する
  3. リーダーとなる女性医療人・研究者の育成・支援を強力に推進する
  4. 質の高い教育を提供するために、新校舎棟を含めた教育環境の整備、教育カリキュラムの検証と改革および教員の質の向上に精力的に取り組む
  5. 医学部と看護学部の垣根を越えて、両学部の協働教育を推進する
  6. 本学の現状と他大学の状況を比較・精査し、質の高い入 学者増加を目指す取組みを構築する
・平成28年度基本方針
①リーダーとなる女性医療人の育成と支援
②医療安全・チーム医療教育の充実および強化
③教育環境の整備
④教員の評価と質の向上
⑤教育プログラムの点検評価と改善

研究

  1. 研究者一人ひとりが研究課題に真摯に向き合い、研究者全体の質的向上を図る
  2. 安全な医療を提供するため、患者のリスク軽減につながる研究課題に取り組み、研究成果を実践へと展開する
  3. ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(特色型)での取組みを踏まえて、女性研究者が活躍できる環境を整え、研究体制を確立する
  4. 世界的な医学研究センターを目指すために、学内に散在する研究室を統合し、4研究所(総研、実験動物、TWIns、TIIMS)の協力体制を構築することで、横断的な研究開発を推進するとともに、研究機器の有効活用により、経費削減に努める
  5. 医理工薬、産学連携による(再生医療/スマート手術室な どの)先端医療研究 開発の推進
  6. 研究支援部の機能を強化し、競争的研究資金の獲得を含 めた研究力の向上
・平成28年度基本方針
①大学全体の研究体制の見直しと研究支援体制の構築
②研究倫理教育の充実
③トランスレーショナル・リサーチの推進
④研究費のサポート体制と外部資金獲得力の強化
⑤産学連携・知財・倫理に関する決裁の迅速化

医療

  1. 医療技術の向上に努めるとともに、医師一人ひとりが患者に寄り添う医療サービスを実践し、患者を断らない病院を目指す
  2. 安全で良質な医療の提供(医療の質の向上)を推進し、患者中心の安全・安心かつ質の高い全人的医療を提供する
  3. 大災害時において、病院長の強いリーダーシップの下、事業の継続あるいは早期復旧を可能とする体制を構築する
  4. 女性が活躍できる環境を整え、豊かな人間性と高度な医療技術を兼備し、社会的要請にこたえるリーダーシップを発揮できる実践的な女性医療人の育成を推進する
  5. 医師、看護師をはじめ、医療に従事する全ての職種からなるチーム医療の精度を高め、職員の意識改革を進める。同時に、病院で働く人材を大切にし、正当な評価が得られる職場環境を構築する
  6. 現状分析を的確に行い、診療報酬改定等の状況変化を見据え、戦略的に病院収入を確保し、費用圧縮を図ることで病院収益を向上させる
・平成28年度基本方針
①附属医療施設全体での共同運営、共通化を強固なものとする
 ・法人内医療施設の医療安全・危機管理の共通化、連携を強化
 ・法務部門の設立に伴う法人内医療施設の医療訴訟、労務管理などの徹底
 ・法人としての共同購入計画に基づく中長期購入計画策定(薬品、医療機器、電子カルテなど)
②各医療施設の安定経営を目指し収支改善を図る
③医療安全の飛躍的前進に向けてシステム改革を行いつつ医療安全文化の醸成に努める
 ・法人の医療安全・危機管理部の指導力を強化する
④医療記録の審査を全医療施設で強化し医療記録の飛躍的改善を目指す

経営・管理

  1. 働く喜びと自己の成長を実感できる職場を創造し、一人ひとりが思いやりと熱意を持ったパフォーマンス向上を図る
  2. 医療安全の知識向上に努め、それぞれの立場にあった安全管理を遂行できる人財を育成する
  3. 医療安全に関わる情報の管理・共有・発信を諮るとともに、内外へ発信できる仕組みを構築する
  4. 女性職員の活躍できる職場・業務環境の整備に努めるとともに、事務職員一人ひとりの変革意欲・提案力・行動力を一段と高めるための次世代人材育成戦略を構築し実行する。
  5. 職種や職位等を超えたコミュニケーションの活性化と学内の一体感を高めるための仕組みを具現化させる
  6. 経営戦略をより迅速・機動的かつ的確に進行していくとともに、そのための学内の意思決定システムや危機管理体制を再構築する
  7. 徹底した業務の見直し・効率化、財務改善・財務基盤の強化に資する諸施策を実行し、組織のスリム化ならびに経営資源の戦略的かつ最適配分を進める
  8. 現場の経営参画意識を高めるため、現状認識の共有を恒常的に図りつつ、収支や経営状況・業務実態の「見える化」を更に進める
・平成28年度基本方針
①「大学再生計画報告書」に記載の各項目の進捗・定着を念頭に置き、全領域における事務部門の活性化・効率化の迅速かつ的確な推進
②5年先の事務機能のあり方を見据え、事務部門における組織の機動的な見直しと人員適正配置へ向けての環境整備
③事務職員一人ひとりの一層の意識変革と自部署業務の発想を大きく転換した徹底的な改革を通じた大学への貢献
④職員のスキル底上げ・経営センスの装備等、次世代人材育成戦略の構築