法人・大学案内

理事長・学長メッセージ

理事長メッセージ

理事長:岩本 絹子

理事長:岩本 絹子
Kinuko Iwamoto

「至誠と愛」の精神を未来に継承
社会に貢献する大学であり続けるために

 東京女子医科大学は、女性医療者の育成を建学の精神として1900年に創立された東京女醫学校に起源を持ち、創立者の信念である「至誠と愛」を大学の理念としています。

 1952年大学昇格時の学則には「医学の蘊奥(うんおう)を究め兼ねて人格を陶冶し社会に貢献する女性医人を育成する。」と記されており、この建学の精神とその意義を真摯に受け止め、高い知識・技能を持つだけでなく、病者を癒す心と優れた人格を備えた社会に貢献する女性医療者を輩出することが本学の使命であります。
 本学は、女性のみに医学教育を行う国内唯一の機関でありますが、女性活躍推進法が成立した現在において、女性医療人を育成するだけでなく、指導的立場となる人材を数多く輩出していくことが望まれており、本学がその先駆者となるべく、今まで以上に女性が学びやすく活躍できる場を構築してまいります。

 研究の場としては、学部・大学院だけでなく、附属の研究施設において最先端の医療を創造する研究が行われています。研究成果を予防・診断・治療に還元すべく、さまざまな領域において幅広い研究活動を行うとともに、診療科をまたいだ共同研究も活発に進めています。
 本学の5つの附属医療施設は、それぞれ高度先進医療、地域医療、性差医療などの特徴を持っています。より質の高い安全な医療の提供を行い、「患者ファースト」の医療機関として社会貢献に努めてまいります。

 創設者の吉岡彌生先生以来、女性理事長の就任は72年ぶりとなります。本学は2020年に創立120周年を迎えますが、さらに200年に向けて発展させていくことが理事長として私の務めであります。そのために経営改革を促進し、最良の教育・研究・医療を提供できる大学であり続けることを目標に掲げ、「至誠と愛」の理念を胸に刻み、精進してまいります。

学長メッセージ

学長:丸 義朗

学長:丸 義朗
Yoshiro Maru

「学術と人格は進歩する医学の両輪」

 このたび2019年4月1日付で学長に就任致しました。1900年に創立された歴史ある東京女子医科大学の建学の精神は、医学の蘊奥を究め、人格を陶冶して、社会に貢献する、です。ゲノム解析、AIの介入、疾患モデル動物学の進歩などによって、医学は目覚ましい発展の途上にあります。どのような時代がきても、その進歩した医学に応じることができなければ医療人としての天職を全うすることはできません。

 これまで東京女子医科大学では、高度な学術を身につける医療人を育成することを目標に、優れた先人によって、丁寧で質の高い教育プログラムによる教育がなされてきました。しかし、学術だけ優れていても、高い教養をもつ人格者でなければ、多様性とスピードを特徴とする現代医療に立ち向かうことはできません。医学教育の質をさらに向上させる取り組みを実践するとともに、一方で人間形成を重視する教育をプログラムに盛り込んでいきます。 医師や看護師という医療人を最初から意識して、模擬患者や患者さんを相手に医療人と患者さんの間の人間関係を学ぶことはもとより、医療人を意識する前の段階で、上下関係など様々な人と接する時の垣根を積極的にまたいで、人と人との心を開いた関係を作ること、そして最終的には信頼の構築を、成果(アウトカム)としたいと考えております。

 東京女子医科大学は日本で唯一の女子医科大学です。 男性に比較して女性の方が医師として一定の指標では優れているという公衆衛生学的学術結果も公表されており、日本における女性医師の割合が約20%と他国のそれを大きく下回る現状では、東京女子医科大学は量的貢献をすでにしています。 女性医師は子育てなどのため36歳で就業率が一時的に低下します。様々なライフイベントに対して自らの手でキャリアデザインできるような学修、また女性の品位を身につける学修・風土を推進したいと考えています。

 皆さんとご一緒に、働きやすい職場、学びやすい学校、各人が自分の力を発揮できる風土、このような大学環境を作って参ります。浅学菲才の身ではありますが、精一杯頑張りますので、どうぞ宜しくお願いいたします。