専門外来開設のお知らせ
慢性腎臓病外来
日本の慢性腎臓病(CKD)患者数は約2,000万人、成人5人に1人と推計され、高齢化に伴い更なる増加が見込まれています。まさに国民病と言えるCKDは、末期腎不全、心血管疾患、死亡などの重篤な病態のリスクとなるため、適切な管理が非常に重要です。
当科の特色をご案内します。
- 腎機能障害を生じた原因である「原疾患」の特定を丁寧に行うため、必要に応じて腎生検や遺伝学的検査をご提案します。
- 当科の医師、看護師、管理栄養士が一体となった「CKD進行予防管理」を行なっています。腎臓についての理解を深め、生活習慣を見直すため、スタッフ同士の連携も強化してチームでサポートします。合わせて合併症の管理も丁寧に行い、院内の他科との併診も多く行なっています。
- 末期腎不全に進行した、あるいは近い将来に進行する可能性が高い患者さんには、「腎代替療法選択外来」をご案内します。通常の外来よりも長い時間をとって、腎代替療法(血液透析、腹膜透析、腎移植)について説明を行い、ご希望に応じて、腹膜透析外来の看護師や、腎移植コーディネーターとの面談を行います。腎代替療法を行わない保存的腎臓療法(conservative kidney management : CKM)も提示し、治療方針選択においては、医療チームからの十分な情報提供・共有と、患者さんやご家族との共同意思決定(shared decision making : SDM)を大切にします。
- かかりつけ医との「2人主治医制」での管理も推進しており、「CKD連携手帳」をお渡しして地域連携を行っています。
嚢胞腎(PKD)外来
常染色体顕性(優性)多発性嚢胞腎(ADPKD:多発性嚢胞腎)は、腎臓に嚢胞が形成されることで腎機能が低下する遺伝性疾患です。
東京女子医科大学では、多発性嚢胞腎の遺伝子変異(PKD2)を発見した望月俊雄先生を中心として多発性嚢胞腎の研究を続けてきました。その伝統を引き継ぎ、多くの外来医がPKD認定医を取得し、PKD協会の活動や、臨床研究・基礎研究・論文発表を多く行なっています。 院内で「PKDカフェ」などのイベントを開催することもあります。
診断においては、家族歴や画像所見と合わせて、研究費で遺伝学的検査を行なうことが可能です。 画像検査ではCTで嚢胞形態の特徴を評価し、3D画像解析システムで総腎容積を正確に測定します。進行の早い患者さんに対し、難病申請を行い、嚢胞増大及び腎機能障害進行を抑制する治療薬であるトルバプタン(サムスカR)の導入を行なっています。また時期により治験への参加もご案内しています。透析導入後に、腫大腎による腹部膨満感が強い患者さんには、腎動脈塞栓術(TAE)もご提案します。
このように、早期のPKDから、腎代替療法導入後の進行例まで、幅広い管理と治療を行なっていることが、当科の特徴です。
IgA腎症外来
準備中
腎炎・ネフローゼ外来
準備中
膠原病関連腎臓病外来
全身性エリテマトーデス、関節リウマチ、強皮症、血管炎症候群などの膠原病は、腎臓病を合併する患者さんが非常に多く、膠原病リウマチと腎臓病双方の専門知識を持った診療が欠かせません。
当外来では、膠原病リウマチ内科と連携しながら、腎臓病・リウマチ専門医双方の資格を持った医師が、ステロイドを必要最小限にしながら免疫抑制剤や生物学的製剤を組み合わせた最新の治療を提供しています。
是非お気軽にご相談下さい。
腎臓リハビリテーション(腎リハ)外来
皆さんは『腎臓リハビリテーション』を聞いたことがありますか?リハビリテーションと聞くと、整形外科をイメージするかもしれません。
実は、腎疾患や透析患者さんにとってもリハビリテーションは生命予後(寿命)の改善や、普段の生活(息切れや疲労感)の症状緩和効果、生活の質を高めることが知られています。薬物療法、食事療法に加えて、運動療法を組み合わせることにより、皆様の生活の質を少しでも良くしたいと考えています。
当院では、はじめに1週間から10日ほどの入院にて医師、看護師のみならず、管理栄養士、理学療法士とともに治療を提供します。入院中に勉強していただいたことを、退院後もご自宅で継続いただき、数ヶ月に1回、外来で評価や指導を継続させていただきます。
人生百年時代、病気と闘うだけではなく、病気と共存することで、より活動的で長生きできる生活を目指しましょう。
肥満腎症外来
肥満は、腎不全を経て透析へと進行する重要なリスク因子の一つです。東京女子医科大学の「肥満腎症外来」では、肥満による腎臓への過剰な負担から蛋白尿や腎機能低下をもたらす肥満関連腎症(肥満腎症)を専門的に診療しています。
治療の中心は、食事療法(減塩・適正カロリー・たんぱく質調整)と運動療法による体重・血圧・代謝の改善です。
さらに、GLP-1受容体作動薬やSGLT2阻害薬、MRA、RAAS系阻害薬などの先進的薬物療法と尿酸低下薬や脂質異常症治療を組み合わせ、腎保護と体重減少の両立を図ります。腎臓内科医・管理栄養士・看護師ら多職種チームが連携し、生活習慣病の是正と腎機能の長期維持を支援します。
肥満という病と向き合うすべての方に寄り添い、最適な治療で全力サポートします。
遺伝性腎疾患外来
準備中
バスキュラーアクセス外来
準備中

