医療機関の方へ

腎臓病総合医療センター

泌尿器科、腎臓内科、腎小児科、移植管理科および血液浄化部の5つの診療科から成り、各科の密接な連携の下に患者さんを診療しています。


腎臓内科で診る主な疾患

慢性糸球体腎炎、急性糸球体腎炎、高血圧、慢性腎不全、急性腎不全、ネフローゼ症候群、膠原病、遺伝性腎疾患、水・電解質異常、尿細管間質性腎炎、血管炎、その他の全身疾患に伴う腎疾患、透析困難症や透析患者の合併症などです。


外来診療

月曜日から金曜日までが午前9時から午後4時まで、土曜日は9時から12時の間です。但し、第3土曜は休診日です。初診の患者さんは午前中の予約診療を原則としていますが、お急ぎの場合には腎センター外来までご相談ください。(電話番号 03-3353-8111)


腎臓内科スタッフの専門領域

星野 純一
(教授)
腎疾患全般、多発性嚢胞腎、糖尿病性腎症、IgA腎症、膠原病関連腎臓病、
アミロイドーシス、透析管理、膠原病・リウマチ
新田 孝作
(前教授)
慢性腎臓病、血管石灰化
土谷 健
(特任教授)
慢性腎臓病、電解質異常、透析管理、腎生理
花房 規男
(准教授)
慢性腎臓病、透析管理
片岡 浩史
(助教)
腎疾患全般、腎炎、肥満腎症、多発性嚢胞腎
眞部 俊
(助教・医局長)
腎疾患全般、腎炎、ネフローゼ症候群、遺伝性腎疾患
小林 静佳
(助教・外来医長)
腎疾患全般、慢性腎臓病、透析管理、腎移植内科
真壁 志帆
(助教)
腎疾患全般、多発性嚢胞腎、慢性腎臓病、透析管理
川口 祐輝
(助教)
腎疾患全般、透析管理、腹膜透析、腎移植内科
潮 雄介
(助教・病棟長)
腎疾患全般、慢性腎臓病、多発性嚢胞腎、ネフローゼ症候群

このような症状の時には外来受診をお勧め下さい

  • 二次検診で血尿、蛋白尿を指摘された時
  • 肉眼的血尿、浮腫
  • 腎機能が急速に低下した場合
  • 関節痛、発熱が持続する場合
  • 蛋白尿、血尿の患者さんに腎生検が必要と考えられる時期
  • 腎機能障害の原因が明らかでない場合
  • 尿所見は陰性であるも腎機能障害が疑われる場合
  • 慢性腎不全の保存療法期間に腎機能障害が急速に進行した場合
  • 反復性の膀胱炎や腎盂腎炎が疑われる場合
  • 透析困難症や透析患者さんの合併症

腎生検を施行する時期

経過観察中、血尿に加え蛋白尿が陽性化した場合や持続的に蛋白尿が陽性の患者さんには早期の腎組織診断を勧めます。
一般に血清クレアチニン(Scr.)が2mg/dl以上になると慢性糸球体腎炎の場合には組織の硬化性病変が進行するため、その後の治療効果も期待出来なくなる症例が多くなります。したがって、可能であればScr.が正常または1.5mg/dl以下の時期が効果的と考えます。
また、尿蛋白が陰性の腎機能障害や膠原病に伴う腎病変が予測される症例、ネフローゼ症候群では早期の鑑別、治療が予後を左右するため、腎生検による確定診断の意義は大きいといえます。腎生検は通常エコー下で行い、施行後24時間はベット上安静、最低約一週間の入院期間をもうけています。


業績