看護のスペシャリスト

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看護のスペシャリスト先輩たちへのインタビュー

当センターの12種類の専門領域で
活躍する看護師の働く姿をご紹介します。
足立医療センターで働くあなたを想像してみませんか。

認知症看護 スタッフ

認知症看護は、患者さん一人ひとりに応じたケアが必要です。認知症看護認定看護師として専門的な知識と技術を活かし、患者さんが入院中も自分らしく安心して過ごしていただけるよう尽力しています。
また、病院全体のケアの質向上の為に、看護師だけではなく全職員に向けた研修を開催したり、『患者の尊厳を守るリンクナース会』の運営や、『身体拘束最小化チーム』『臨床倫理コンサルテーションチーム』などの一員として活動しています。


画像:ク脳卒中リハビリテーション スタッフの看護師
  • 認定看護師

この専門領域を選択した理由

超高齢社会に突入した現在、認知症はすべての人が経験する可能性のある疾患です。認知症ケアの歴史を振り返ると、認知症の人が非人道的な扱いを受けていた時代もありました。しかし現在は、認知症の人の意思が尊重され、その人らしく、尊厳を持って暮らし続けられる社会作りが始まっています。

認知症は日常生活や社会生活に支障をきたす生活の障害です。また認知症の症状であるひとり歩き(徘徊)や怒りっぽさなどに対する治療の第一選択は非薬物療法です。周囲の人の関わり方や環境調整で改善できます。その為、認知症ケアは患者さんの側で寄り添う看護師の得意分野であり、力を発揮すべき分野だと思いました。実際に臨床でも私達の関わり方や工夫で患者さんの表情が和らぐ瞬間を何度も見てきました。入院中であっても、患者さんのそのような表情をたくさん引き出したいと思いこの分野を選択しました。

専門職への道のり

2013年

東京女子医科大学附属看護専門学校卒業/東京女子医科大学附属東(現:足立)医療センター内科病棟配属

2018年

同施設救急外来配属

2022年

同施設内科病棟配属

2024年

聖路加国際大学 認定看護師教育課程(認知症看護)修了 / 認定看護師認定資格取得

2025年

特定行為研修(区分:創傷管理関連)受講

私は以前、都市銀行やメーカーに勤務していました。その為、看護師としてのスタートはだいぶ遅い方だと思います。全く医療とは関係のない分野に身を置いていたのに、今では看護に魅了され認知症看護と言う専門分野を持って働いていることに自分でも驚いています。看護は人を身体的、精神的、社会的、スピリチュアル的側面から看る職業です。すべての経験が看護に活きると思っています。

足立医療センターのおすすめポイント

足立医療センターは、大学病院でありながら、地域密着型の側面を持つ病院です。大学病院として高度医療の提供はもちろんのこと、地域の方々との繋がりも大切にしています。院内研修や資格取得への支援が充実しており診療部門も多いので、やる気があればどんどんスキルアップできます。多職種連携を通しての学びも多いです。そして患者さんや患者さん家族との温かい交流も大きな魅力の一つだと思っています。 


画像:看護師(病室)

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