看護のスペシャリスト

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看護のスペシャリスト先輩たちへのインタビュー

当センターの12種類の専門領域で
活躍する看護師の働く姿をご紹介します。
足立医療センターで働くあなたを想像してみませんか。

救急看護

認定看護師

救急看護認定看護師は、1995年にWOC看護と共に初めて分野特定されました。私は2009年に資格を取得し今年で15年目となります。

日本の救急医療は患者さんの重症度に応じて初期、二次、三次と段階的に整備されています。東京女子医科大学の3施設は最重症である三次救急医療を提供しています。その中でも足立医療センターは医療圏に唯一の三次救急施設のため、多くの患者さんが日々搬送されています。初療看護と言われる救急車搬入直後の初期対応から、その後の集中治療が行われる救命ICUで全身管理を伴う全人的看護を提供しています。

また、東京DMAT指定病院として、医療圏で発生する事故や災害現場に赴き救急隊と連携した活動もしています。国内で甚大な被害をもたらした、東日本大震災、台風災害、令和6年能登半島地震でも被災地で活動しました。2019年からパンデミックをもたらした新型コロナウィルス感染症の流行期にはECMOを必要とする重症患者さんのケアも実践しています。国内で18番目に導入されたHybrid ERも稼働させながら、多職種と連携したチーム医療を大切にしています。


画像:救急看護の看護師

この専門領域を選択した理由

看護学生時代に経験した救急蘇生にて命を取り留めた方のご家族に感謝されたことがきっかけで救急看護の道に進みたいと思いました。希望通り救命ICUに配属され、日々ケアをしていく中でもっと根拠を持ったケアをしたいと思い救急看護認定看護師を取得しました。

この専門領域を選択した理由

2002年

東京女子医科大学附属看護専門学校卒業 / 東京女子医科大学病院救命ICU配属

2009年

救急看護認定看護師 /  ICLSインストラクター取得

2010年

東京DMAT隊員取得

2011年

日本DMAT隊員取得 / 東京DMATインストラクター取得
東日本大震災では気仙沼市で活動

2013年

東医療センター(現:足立医療センター)救命ICUへ配転

2015年

主任昇格

2019年

平成27年9月 関東・東北豪雨災害では常総市にて活動
令和元年房総半島台風では千葉県にて活動

2024年

令和6年能登半島地震では輪島市にて活動

救命ICUで勤務して22年になります。どんなに経験を重ねても同じ患者さんやご家族はいらっしゃらず、日々学ぶことが多いです。大事なことは好きであるということだと思います。今の仕事が好きでもっと良くしたいと思えば自然と目標ができ、達成するために勉強します。すると継続する力が身につきます。自分を自分以上に見せようとせず、常にどうしたら良くなるか…と諦めずチャレンジを続けることが大切だと思います。

足立医療センターのおすすめポイント

2022年に移転し最新の設備の中で看護を実践できます。東京都区東北部で唯一の救命センターである足立医療センターはこの地域の最後の砦として、誇りを持って重症患者さんを救うことができます。


画像:救急看護の看護師が救急車の前に立っている

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