看護のスペシャリスト
看護のスペシャリスト先輩たちへのインタビュー
足立区の関連病院からの紹介が多数を占め、特に地域病院から紹介された患者は血糖マネジメントが難しい傾向にあります。問診取得時は、糖尿病と診断された時の状況や罹患年数・生活状況を始め嗜好の癖などを丁寧に聴取します。問題点を浮き彫りにした後,継続出来そうな内容を患者と一緒に検討します。
初めての出会いを大切にしており、治療に前向きな患者、前向きになれない患者,どんな患者でも個人を尊重し、認め称賛することを大切にしています。
入職時の勤務先は血液浄化室でした。糖尿病性腎症からの透析治療を受けている患者の多さに驚愕し、それに留まらず足壊疽から足を奪われていく患者もいました。糖尿病の進行を食い止めたら身体への負担も軽減でき、QOLを保てたと悲しい気持ちになり、「自分に何かできる事は無いか」と思ったのが始まりです。
糖尿病は今の医学では完治しません。しかし、合併症を発症させなければ、健康な方と同じ生活を営む事ができます。又、合併症を発症しても適切な治療や生活環境を整うことで、進行を遅らせる事ができます。当院の糖尿病外来患者の多くは、血糖マネジメントが悪化傾向で何かしらの合併症を発症している患者が多く通院しています。合併症の進行を予防し、その人らしい生活が送れるよう支援ができればと思い志願しました。
2009年
入職し血液浄化室勤務を開始
浄化室勤務で糖尿病性腎症からの透析患者が多い事および合併症進行の怖さを実感する
2013年
糖尿病療養指導士取得
浄化室ではフットケアを中心に療養指導を行った
2016年
内科外来に転科
在籍している糖尿病療養指導士と一緒に糖尿病専門医より
指導依頼のあった患者を中心に療養指導を開始した
2018年
1度目糖尿病療養指導士更新
2023年
2度目糖尿病療養指導士更新
2023年
エキスパート試験を受験し合格
外来のスローガンは「ONE:TEAM」を目指そうです。
専門科の多い外来が多数存在する中で、各科の外来を支援できる看護師個々のスキルが高いのが特徴の一つです。
外来をオールワンとし、責任を持った各々の看護師が外来間での連携を取っています。その結果、1人の患者を総体的に観察し看護を提供しています。
感染リンクを始め、スキンケアリンクなど多数のリンクが存在し常にスキルアップに尽力しています。
クリニカルコーチが活動しており、新人看護師の教育や中堅看護師のキャリア支援体制が構築されています。