
糖尿病・代謝内科 長尾 元嗣
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血糖値などの数値指標の管理にとどまらず、代謝異常の背景にある病態を見極め、適切な治療へとつなげます。
糖尿病・代謝内科では、糖尿病、低血糖症、脂質異常症、肥満症を中心とした診療を行っています。これらは一般に生活習慣病と呼ばれますが、その発症や進展には生活習慣のみならず、個々の体質が深く関与しています。また、内分泌疾患や悪性腫瘍、遺伝子異常などが背景に存在し、病態を複雑化させることも少なくありません。
したがって、代謝異常を適切に治療するためには、血糖値や脂質、体重といった数値指標の管理にとどまるのではなく、それらの背景にある病態を見極める視点が重要です。そのためには、専門領域にとらわれない、内科医としての総合的な診療能力が求められます。
さらに、その病態は必ずしも既知のものとは限らず、未知のものである可能性もあります。その手がかりを見出すためには、仮説探索的な思考と分析力が重要であると考えています。
患者さんへ
当科は1975年7月、わが国を代表する糖尿病専門拠点として、初代所長・平田幸正教授のもと「糖尿病センター」として開設されました。以来、糖尿病のトータルケアを提供し、約半世紀にわたり国内外の糖尿病診療を牽引してきました。
現在は「糖尿病・代謝内科」として、糖尿病センターで培われた豊富な診療経験と高度な専門性を基盤に、糖尿病のみならず、低血糖症、脂質異常症、肥満症などの代謝疾患に対して包括的かつ高度な医療を提供しています。代謝を統合的に診る診療科として、本質的価値のある糖尿病・代謝医療を創造し、その成果を迅速に臨床へ還元することを目指してまいります。
これらの疾患でお困りのことがございましたら、どうぞお気軽にご相談ください。

医療スタッフの皆さんへ
糖尿病と代謝疾患のトータルケアには、多職種での連携が不可欠です。自己注射指導、薬剤管理、療養支援、フットケア、栄養指導など、その内容は多岐にわたります。そして現在、看護師による特定行為も実施可能となり、その役割はさらに広がっていくでしょう。
それぞれの領域において専門性を有する皆さんが、その力を最大限に発揮できるよう、環境整備に取り組んでまいります。すべては患者さんのより良い未来のために、ワンチームとして歩んでいきましょう。





