研修体験報告

研修医からのメッセージ

多くのことをグローバルに実践し探究してきた、東京女子医科大学病院の先輩医師たち。
今回いろいろなテーマで話していただきました。

Message 01 ~女子医大学会〈研修医症例報告〉~

“苦労の中で見つけた発表後の 自信と活力は、私の宝です“

第5回ベストプレゼンテーター/河野 佐和先生(H22年・7期生)

 日本有数の病床数を持ち、国内のみならず世界の最先端の治療環境の中で選ばれる症例は、研修医の症例報告とはいえ貴重な症例が揃っています。また、一流の指導医の先生方から直接指導を受けることができます。学会発表の基本を学びながら綿密にスライドを作り、原稿を仕上げることは決して楽な作業ではありませんでしたが、大画面を用いて発表した緊張感は清々しいものでした。発表を行ったことは一つの自信と、その後の研修生活の活力となっています。

Message 02 ~基本セミナー~

“現場感覚で考えられ、悩み解決や知識修得が実現できる最良の時間“

(H23 年・8期生)

 臨床現場で留意すべき事項について、毎月1回セミナーが行われています。各診療科の先生を講師に迎え、内容は充実したものです。各診療科の主要な病気に対する講義だけでなく、手術手技のビデオを聴講して、解説や注意点などを聞くセミナーもあり、レントゲン画像を見ながら腫瘍を探すなど、実践的な経験を補うこともできます。著書執筆の過程や雑誌掲載インタビューなど様々なお話を聞く機会もあり、セミナー終了後に受け持ち症例について個人的に質問をすることもできます。研修の現場で悩んでいたことが解決でき、新たな知識が修得できることが魅力です。

Message 03 ~ICLS講習会~

“緊張感を感じ高度な講習に挑戦。未来の医療を担う医師になるために“

(H23 年・8期生)

 ICLS講習会では、心肺蘇生法について学びます。与えられたシナリオに沿って、グループで協力し急変した患者さんの命を救い出します。OSCEなどで学ぶBLSはもちろん、急変時の状況から鑑別診断を挙げ、必要な検査や治療を行うところまでシミュレーションします。緊急事態で焦る中、冷静な判断をする訓練は難しいですが、医療に従事するうえで必ず身に付けておいたほうが良いものです。内科認定医取得時に、ICLS講習会受講修了証の提出が必要なため、研修医のうちに受講できることは大変有意義です。

ICLS:Immediate Cardiac Life Support

Message 04 ~EmD研修~

“様々な角度で症例を見て大きく向上。 貴重な経験の連続です“

(H23 年・8期生)

 EmDでは時間外診療、1 次、2 次救急患者の受け入れを行っています。様々な症状を訴える患者さんを問診し、身体所見から必要な検査を上級医に上申して、ともに診療します。上級医の指導のもと、数多くの正しい手技が学べました。症例検討会では日常の診療で苦慮した例や、診断で重要なポイント、診断の分かれ道となったエピソードなど、成功例だけでなく失敗例も含めて指導医と考えることにより、診断力が大きく向上しました。

 病棟では経験できないような貴重な経験ができる研修です。このEmDで最高の診断力と技能を身に付けてください。

Message 05 ~外来研修~

“問診から症例プレゼンまで、知識が蓄積され充実感いっぱいです“

(H23 年・8期生)

 総合診療科での外来研修は全研修医が行います。各臓器に集中していた考えを、体全体へと広げることができ、また、これまで学んだ知識を生かす良い機会となります。初診患者さんを問診し、検査や鑑別診断を上級医に上申していくことが主な研修内容です。外来終了後のカンファレンスで担当症例をプレゼンし、フィードバックしてもらいます。このとき、自分が診療した患者さん以外の症例も提示されるため、様々なことを学ぶことができます。外来患者数の多い当院での研修は、多種におよぶ疾患を診ることができ、貴重な体験となっています。

Message 06 ~選択研修について~

“医師としての礎を築くことができた充実の日々を実感“

伴野 繁雄先生(H22年・7期生)

 私が当院を初期研修先として選んだ理由の一つとして、希望診療科を選択できる期間が長かったことが挙げられます。私は元々内科を志望していたのですが、将来、専門とする科を決めかねていました。そのため初期研修では内科を中心に多くの診療科を選択しました。また、大学病院でしか経験できない症例や、各々の診療科のエキスパートの先生から指導していただき、医師としての基礎を作る期間をこの病院で過ごせて良かったと実感しています。後期研修病院としても良い環境が整っており、将来の研修先を初期研修の中でじっくり考えたいと思う方にとっても良い病院だと思います。

Message 07 ~選択研修について~

“知識の必要性を意識。多くの知識を糧に リウマチ専門医を目指したい“

山下 由貴先生(H22年・7期生)

 「入局を考えているなら2年目はたくさんの内科で学んでおいで」。入局希望のリウマチ科を1年目に研修した際に上級医の先生に助言をいただきました。実際、研修をして様々な科の知識が必要であることを実感した私にとって、研修医2年目の選択研修期間に自由に診療科を選べることはとても有意義なことでした。消化器、内分泌、呼吸器、神経、腎と多くのリウマチ・膠原病疾患と関連する内科を選択することができました。今まで学んだ多くのことを糧に、来年からはRheumatologistを目指し、より一層医療に邁進しようと思います。

Message 08 ~外科系コースについて~

“苦労の中で見つけた発表後の 自信と活力は、私の宝です“

冨永 絢子先生(H23年・8期生)

 外科系コースでは希望診療科を最初に研修でき、将来像を早い時期から考えることができます。特に外科は、知識だけでなく手技も身に付けなくてはなりません。早い段階から間近で手技を見学できるというのは貴重です。また、外科専門医が必要な科を志望する方に特にお勧めです。計画的に研修を組めば研修医の間に外科専門医取得に必要な手術件数を獲得することもできます。外科志望と決まっているなら、これほど恵まれているコースはないでしょう。

Message 09 ~小児科コースについて~

“3 0 講義を受講し小児医療を深く経験。 有意義な研修でした“

久保田 愛先生(H23年・8期生)

 私は、小児科医を目指すならば早い時期から小児医療に触れたいと考え、小児科コースを選択しました。研修では、急性期疾患から重度の慢性疾患まで幅広く深く経験し、小児医療の現実に直面しました。当院の小児科は、激務をこなしながらも子ども達の幸せのために懸命に職務を全うし、小児医療に尽くされる先生方がたくさんいらっしゃいます。初期研修開始後3ヶ月間で、小児医療に関して30講義を受講できたことは大変有意義であったと思います。小児科医を志す方は、小児科コースで研讃を積まれてはいかがでしょうか。

Message 10 ~産婦人科コースについて~

“他科の様々な手技も学び、深い知識は大きな優位性へ“

堀部 悠先生(H23年・8期生)

 産婦人科コースのメリットとして、出産や外科領域の手技を初期から学べること、その後の研修先を自分が産婦人科医としての視点から捕らえる癖が付くことが挙げられます。私の場合、次の腎臓内科ではPIHやSLEの疾患を優先的に学び、両科の病態を結びつけて考えることができました。医師一人が全ての科を極めることは不可能です。優先的に自分のプロフェッションを決めて、その軸から他科への知識を深めていくことは、大きなアドバンテージとなるはずです。数年後、この文章を読んでいる方と一緒に働ける日を楽しみにしています!

Message 11 ~志望理由について~

“病院現場を実際に見ることが大事。 研修の魅力が形となって思い描けます“

髙田 宇維先生(H22年・7期生)

 私が初期臨床研修に当院を選択したのは、学生時代に病院見学をした際に感じた魅力が大きな決め手です。当時から外科系に進みたいというイメージを持っていた私は、当院の腎センターの手術を見学し、当時の医局長の先生から詳細なシステムや後期研修の仕組みについて教わりました。母校ではあまり行われていない移植手術などが数多く行われていたことに魅力を感じたのが、研修病院として選択した理由です。研修先を選ぶ際には、まず自分の母校の病院の長所・短所を把握して、また、興味のある他施設へは実際に見学に行き、日常の現場を見ることが良いと思います。

Message 12 ~志望理由について~

“多くの女性医師の活躍が決め手に。 出身大学の垣根を越えて人を大事にします“

真壁 志帆先生(H22年・7期生)

 せっかくなら出身大学以外の病院に身を置いてみたいと思い、マッチング前はたくさんの病院を見学しました。その中で女子医大は、カンファレンスや勉強会が充実している、各分野のスペシャリストの先生が揃っていて将来の可能性が広がる、という印象でした。そして、多くの女性医師が、ごく自然にかつ華やかに活躍していることに魅せられ、研修先として希望しました。同期の半数は女性で女子医大卒業生が多いですが、男性の出身大学は様々ですし、研修医間はとてもフレンドリーで皆楽しく支え合う雰囲気です。他大学出身の女子学生の方も是非躊躇わず研修しに来てください。

Message 13 ~志望理由について~

“女性医師や専門性の高い指導医など、 多様なロールモデルが選択したポイント“

清水 悠里先生(H22年・7期生)

 私は初期臨床研修先として母校を選びました。その理由として、学生生活でお世話になった諸先生方のもとで研修生活を送る安心感だけでなく、仕事と家庭を両立しながら働いていくうえで、ロールモデルとなる女性医師が多いことがあります。診療に関しても各診療科の専門性がとても高く、臨床から研究まできちんと指導していただけることも大きなポイントでした。新宿区という立地にあり、病床数も多く、common diseaseから合併症のある重症例まで幅広く診ることができ、様々な疾患に対応できる総合的な力も身に付けられると思い、当院での研修を希望しました。

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