お知らせ

2016年05月23日 2つのプログラムで医師の復職を支援

女性医師再教育センター


休職者に心強い女性医師のカリスマ

世界的にも珍しい女子大学としての医科大学である、東京女子医科大学では女性医師の勤務継続に対する様々な支援を行っています。男女共同参画推進局を設立し「女性医師・研究者支援センター」「女性医師再教育センター」「看護職キャリア開発支援センター」の3つのセンターから成り、同大学内、大学外への働きかけをしています。

2006年度から具体的な事業をスタートさせ、今年で10年。制度を利用してステップアップした医師、復職を実現した医師が着実に増えているようです。
その中でも院外の医師に利用できる「女性医師再教育センター」では、実地研修の「女性医師再教育‐復職プロジェクト」と「教育・学習支援プログラム(e-ラーニング)」を2本柱として活動しています。


復職プロジェクトの相談はまず相談者へのヒアリングや面談をして、相談者の要望や現在の状況を把握し、オーダーメイドの研修プランを組みます。週何日・何時間研修できるのかそれぞれ環境が違いますので、それに合わせたスケジュールや研修先も相談にのってもらえます。同センターで相談役を務める和田さんは「相談に来られる先生たちはみなさんとても真面目で、私は医者なのに何もしていない。せっかく医師免許を取得したのに社会に貢献できていない。と何もしていない自分に悩んでおられる方がとても多いです。」とおっしゃっています。

高度な教育を受け狭き門を潜り抜けて医師になった彼女たちは、医師という特に社会貢献度の高い職種がゆえに、その資格を活用できていないことへの罪悪感や喪失感にまれることが多いようです。
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掲載記事:『本当に働きたい病院2016』より抜粋
(株式会社マーキュリー発行)
 

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女性医師再教育センター
 

2016年05月12日 ミャンマー医師視察団来訪

心臓病に苦しむ子どもたちを救う「明美ちゃん基金」による医療支援の一環として、ミャンマーから現地医師4名が日本の医療技術を視察するため、来日しました。
5月11日、本学のカテーテル治療の現場や集中治療室(ICU)などを視察されました。

医師4名(キン・マウン・ウー内科部長、ウィン・ウイン・チョー外科部長、アウン・トウ外科医、ニャン・リン・アウン麻酔科医)は視察に先立ち、吉岡理事長と懇談し、現地の医療事情などについて意見を交換しました。

女性医師のウィン・ウィン・チョー外科部長は本学が日本で唯一の女子医科大学であることについて、「100年以上も前から若い女性の医学教育をしてきたことに、同じ女性として勇気づけられ、鳥肌が立った」と感激されたご様子でした。

4人は国立ヤンキン子供病院(心臓病の子供の治療ができるミャンマー唯一の子供病院)に在職。人や技術の不足から多くの子供が治療を待っていることから、今回の視察により「政府も巻き込んでミャンマーの医療を発展させたい」とお話しされていました。吉岡理事長は「この視察で多くのものを学んでください」と激励しました。一行は5月11日より3日間の本学の視察を行う予定です。
 

(産経新聞5月12日朝刊に記事掲載)


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