脊椎グループ|東京女子医科大学整形外科

03-3353-8111(大代表)
東京女子医科大学 東京女子医科大学病院

脊椎グループ

脊椎グループ

和田圭司(わだけいじ)

和田圭司
卒業年と卒業大学
1998年 島根医科大学
専門医などの資格
  • 日本整形外科学会専門医
  • 日本整形外科学会脊椎脊髄病医
  • 日本脊椎脊髄病学会脊椎脊髄外科指導医
  • 厚生労働省認定臨床研修指導医
専門領域と主な術式
  • 脊椎脊髄外科(O-armナビゲーション下脊椎固定術、上位頚椎手術、リウマチ・透析脊、椎症手術、内視鏡下脊椎手術など)
ひとこと
O-armナビゲーションは最新のナビゲーションシステムで、術中に撮影したCT画像をもとに脊椎手術が行えます。本システムを用いることにより、大学病院で扱う重症かつ複雑な脊椎手術をより安全に行うことができるようになりました。当院の脊椎脊髄外科では、患者様に安全で確実な医療を提供できるように努めています。

玉木亮(たまきりょう)

玉木亮
卒業年と卒業大学
2006年 杏林大学
専門医などの資格
  • 日本整形外科専門医
  • 日本整形外科学会認定脊椎脊髄病医
  • 日本整形外科学会認定リウマチ医
専門領域と主な術式
  • 脊椎一般
  • 脊椎外傷
  • O-armナビゲーション下手術
  • 腎移植後脊椎疾患
ひとこと
一生懸命頑張ります

油井充(ゆいみつる)

油井充
卒業年と卒業大学
2006年 日本大学
専門医などの資格
  • 日本整形外科専門医
  • 日本整形外科学会認定脊椎脊髄病医
専門領域と主な術式
  • 脊椎一般
  • 椎内視鏡下手術
  • 脊椎最小侵襲手術
  • O-armナビゲーション下手術
ひとこと
患者さんの現在の症状と未来を踏まえ、ご本人・ご家族の希望と最新の医学の知見を元に治療していきたいと思っています。よろしくお願いいたします。

神代秀彬(かしろひであき)

卒業年と卒業大学
2011年 聖マリアンナ医科大学
専門医などの資格
専門領域と主な術式
  • 脊椎外科
ひとこと

診療概要

東京女子医科大学整形外科の脊椎・脊髄グループはこれまでに頚椎に対する片開き式椎弓形成術、Magerl and Brooks法による環軸関節固定術等のオリジナルの術式を考案し、日本の脊椎、脊髄外科をリードしてきました。また透析脊椎症、リウマチ脊椎症等の重度破壊性脊椎障害の治療に対しても積極的に取り組み、良好な成績を収めてきました。近年では、日本でまだ導入している施設が少ないO-armナビゲーションをいち早く導入しました。このシステムにより、正確な脊椎インプラント挿入による難治性脊椎障害の治療も安全に行えるようになりました。また内視鏡下手術や最小侵襲手術も積極的にとりいれ、常に日本の最先端の脊椎手術を実施しております。

当科で行う手術の代表例

O-armナビゲーション下手術

術中CTとナビゲーションをリンクさせた手術で、CT画面を見ながらインプラントを設置でき、従来のイメージ下、またはフリーハンド手術より安全に手術が行える。

O-armナビゲーション下手術
O-armセッティングイメージ
O-armナビゲーション画面
ナビゲーション画面

術中CTとナビゲーションをリンクさせた手術で、CT画面を見ながらインプラントを設置でき、従来のイメージ下、またはフリーハンド手術より安全に手術が行える。

O-armナビゲーション使用症例

症例1

長期透析に伴う頚椎破壊性脊椎関節症の症例に対してO-armナビゲーションを用いて後頭骨から第2胸椎まで固定。このような難治例に対しても正確にインプラントの設置が可能。

O-armナビゲーション使用症例1
O-armナビゲーション使用症例1

長期透析に伴う頚椎破壊性脊椎関節症の症例に対してO-armナビゲーションを用いて後頭骨から第2胸椎まで固定。このような難治例に対しても正確にインプラントの設置が可能。

症例2

頚椎後弯に伴う前方注視障害の症例。骨性に椎体間が癒合した頚椎後弯の症例で後方、前方、後方の矯正骨切り術を施行した。前方の椎体間解離、後方の骨切り、椎弓根スクリュー挿入にO-armナビゲーションを使用した。

症例2
症例2

頚椎後弯に伴う前方注視障害の症例。骨性に椎体間が癒合した頚椎後弯の症例で後方、前方、後方の矯正骨切り術を施行した。前方の椎体間解離、後方の骨切り、椎弓根スクリュー挿入にO-armナビゲーションを使用した。

2.OLIF(オーリフ)

OLIFとはOblique Lumbar Interbody Fusionの略で、側腹部に約5cmの皮膚切開を行い、腰椎の斜め前方から進入し椎体間にケージを挿入する手技です。利点は椎体間に前方から大きなケージが挿入できるため、より大きな矯正が可能で、出血量が少ないことです。当院では主に成人脊柱変形の手術にこの手技を用いています。この手技にもO-armナビゲーションを取り入れ、より安全、正確にインプラント設置をしています。

症例2

OLIFとはOblique Lumbar Interbody Fusionの略で、側腹部に約5cmの皮膚切開を行い、腰椎の斜め前方から進入し椎体間にケージを挿入する手技です。利点は椎体間に前方から大きなケージが挿入できるため、より大きな矯正が可能で、出血量が少ないことです。当院では主に成人脊柱変形の手術にこの手技を用いています。この手技にもO-armナビゲーションを取り入れ、より安全、正確にインプラント設置をしています。

OLIF施行症例

症例1

腰椎後側弯による腰痛に対して第2から第5腰椎椎体間のOLIF及び第10胸椎から腸骨までの固定を施行した。

症例
症例
O-armナビゲーション使用したOLIF
症例
術後腰椎アライメントが改善し、腰痛は軽減した。

腰椎後側弯による腰痛に対して第2から第5腰椎椎体間のOLIF及び第10胸椎から腸骨までの固定を施行した。

3.MISt

MISt (ミスト)とはMinimally Invasive spine Stabilizationの略で最小侵襲脊椎安定術を意味します。本手術は従来であれば大きな創で設置していたインプラントを、小さい皮膚切開で設置する新しい方法です。術中、術後出血量が少なく術後早期のリハビリが可能です。

MISt施行例

第2、3腰椎間の化膿性脊椎炎による骨欠損に対して腰椎前方から病巣掻把、骨移植を行い、後方はMIStの手技を用いて第12胸椎から第5腰椎までの固定術を施行した。MIStにもO-armナビゲーションを使用した。

症例
症例

第2、3腰椎間の化膿性脊椎炎による骨欠損に対して腰椎前方から病巣掻把、骨移植を行い、後方はMIStの手技を用いて第12胸椎から第5腰椎までの固定術を施行した。MIStにもO-armナビゲーションを使用した。

4.内視鏡下脊椎手術(内視鏡下椎間板摘出術、内視鏡下椎弓切除術)

本手技はMIStの一部として考えられております。傷口は18mm前後で、5~7泊の入院の見込みです。従来の椎間板摘出術や椎弓切除術と異なり、背中の筋肉を大きく切る必要がないため術後の痛みや感染のリスクが少なく、入院期間が短いのが特徴です。MED(Micro Endoscopic Discectomy)は内視鏡下椎間板摘出術といって主に腰椎椎間板ヘルニアに対する手術方法です。またMEL(Micro Endoscopic Laminectomy)は内視鏡下椎弓切除術といって主に腰部脊柱管狭窄症に対して行われる手術です。

MISt施行例

本手技はMIStの一部として考えられております。傷口は18mm前後で、5~7泊の入院の見込みです。従来の椎間板摘出術や椎弓切除術と異なり、背中の筋肉を大きく切る必要がないため術後の痛みや感染のリスクが少なく、入院期間が短いのが特徴です。MED(Micro Endoscopic Discectomy)は内視鏡下椎間板摘出術といって主に腰椎椎間板ヘルニアに対する手術方法です。またMEL(Micro Endoscopic Laminectomy)は内視鏡下椎弓切除術といって主に腰部脊柱管狭窄症に対して行われる手術です。

5.経皮的椎体形成術(BKP:Balloon Kyphoplasty)

本手技は主に脊椎圧迫骨折で骨癒合が得られなかった症例に行う手技で、低侵襲に行え、かつ骨折に伴う痛みも早期に改善されます。手術は全身麻酔下に約5㎜の皮膚切開を2か所作り、特殊な医療機器で折れた椎体をセメント固定します。低侵襲手術のため早期社会復帰が可能です。

MISt施行例

BKP施行例

第12胸椎椎体骨折後偽関節に対してBKP施行。術翌日には痛みが軽減した。

MISt施行例

第12胸椎椎体骨折後偽関節に対してBKP施行。術翌日には痛みが軽減した。

業績

C1 lateral mass screw insertion caudally from C2 nerve root - An alternate method for insertion of C1 screws: A technical note and preliminary clinical results.
Wada K, Tamaki R, Yui M, Numaguchi D, Murata Y.
J Orthop Sci. 2017 Mar;22(2):213-217.

Spinal surgery following renal transplantation.
Wada K, Murata Y, Kanaya K, Kato Y.
J Orthop Sci. 2016 Mar;21(2):128-32.

Surgical Outcome for Hemodialysis-Related Upper Cervical Lesions.
Wada K, Murata Y, Kato Y.
Asian Spine J. 2015 Oct;9(5):699-704.

Surgical Treatment for Atlanto-Occipital Subluxation due to Destructive Spondyloarthropathy in a Patient Undergoing Long-Term Hemodialysis.
Wada K, Murata Y, Kato Y.
Asian Spine J. 2015 Aug;9(4):621-4.

L5 Radiculopathy due to Foraminal Stenosis Accompanied With Vacuum Phenomena of the L5/S Disc on Radiography Images in Extension Position.
Murata Y, Kanaya K, Wada H, Wada K, Shiba M, Hatta S, Kato Y.
Spine (Phila Pa 1976). 2015 Dec;40(23):1831-5.

Pycnodysostosis with Multi-Segmental Spinal Canal Stenosis due to Ossification of the Yellow Ligament.
Wada K, Kanaya K, Murata Y, Kato Y.

Asian Spine J. 2015 Apr;9(2):286-9. doi: 10.4184/asj.2015.9.2.286. Epub 2015 Apr 15.

Differential diagnosis of tumoral lesions in the spinal canal in patients undergoing hemodialysis.
Wada K, Murata Y, Kanaya K, Kato Y.
Asian Spine J. 2015 Apr;9(2):194-9.

Reduction of caudal traction force using dural sac opening rather than spinal cord detethering for tethered cord syndrome caused by lipomyelomeningocele: a case report.
Murata Y, Kanaya K, Wada H, Wada K, Shiba M, Kato Y.
Spine J. 2014 Oct 1;14(10):e1-3.

Low parathyroid hormone levels in patients who underwent/would undergo hemodialysis result in bone graft failure after posterolateral fusion.
Kanaya K, Kato Y, Murata Y, Wada H, Wada K, Shimamoto S, Shiba M, Hatta S.
Spine (Phila Pa 1976). 2014 Feb 15;39(4):327-31.

Clinical outcome of percutaneous drainage for spondylodiscitis.
Murata Y, Kanaya K, Wada H, Wada K, Shiba M, Hatta S, Kato K, Kato Y.
J Neurol Surg A Cent Eur Neurosurg. 2014 Jan;75(1):7-11.

Adjacent segment disease following C3-C7 en block laminoplasty and long-term follow-up of surgical treatment by T1-T3 laminoplasty.
Wada K, Hatta S, Murata Y, Kato Y.
J Orthop Sci. 2014 May;19(3):511-4.