お知らせ

2022年08月30日 本院集中治療室の運営体制について

令和4年8月30日
 
お知らせ
 
医療部門担当理事 内潟 安子 
本院病院長 板橋 道朗 
 
本院集中治療室の運営体制について
 
 手術などで一定期間呼吸・循環管理等を必要とする患者様には当院の集中治療室に入室していただき、担当診療科の医師が集中治療科の医師とともに診療に当たってきましたが、集中治療科の診療部長と複数の医師がこの度退職することとなりました(当該診療部長は9月末日をもって退職となります。)。
 これを踏まえまして、令和4年9月1日付で、集中治療の専門医である市場晋吾教授が集中治療科の診療部長に着任し、退職することとなる診療部長から退職日までの間に業務の引継ぎを受けながら、市場教授のもとで集中治療室の運営が行われることとなります。集中治療室の運営体制が一時的ではございますが以下の⑴から⑷のとおり変更となります。
 ⑴ 集中治療室に入室した患者様は、当該診療科において責任をもって管理に当たります。
 ⑵ 定期手術等のベッドコントロールは市場教授を中心に手術部の管理部長等と連携して調整を行います。
 ⑶ 患者様が急変したときの対応は、これまでと同様に麻酔科及び救命救急センターが初期対応に当たります。
 ⑷ 東病棟4階の小児集中治療室における小児の患者様の管理については、運用に変更ございません。
 集中治療科が閉鎖されるのではないかというような報道がなされているところですが、そのような事実はなく、患者様にご迷惑をおかけするようなことはございません。
 患者様の安心安全な充実した集中治療体制の構築に向けて、当院全体として取り組んでまいる所存ですので、ご理解のほどどうぞよろしくお願いいたします。
以上

2022年08月26日 竹村教授(総合内科学・総合診療科分野)が監修した特集がNewton9月号に掲載

 
 東京女子医科大学竹村洋典教授(総合内科学・総合診療科分野)が、7月26日に発売されたNewton9月号の特集「現代人のための人体の取扱説明書」(監修 竹村洋典/執筆 西村尚子)の監修をされました。
 本件は、㈱ニュートンプレスによれば、現代人がとくに気になる健康問題の解消に役立つ新たなトリセツを紹介しているモノで、運動不足、近視 、がん、免疫、動脈硬化など、健康に直結している話題が満載されています。
 



https://www.newtonpress.co.jp/newton/back/bk_202209.html
■株式会社ニュートンプレスのホームページより「試し読み」 


 

2022年08月26日 【明美ちゃん基金】補助人工心臓の寄贈式が行われました

 
 明美ちゃん基金/補助人工心臓の寄贈式が東京女子医大病院にて行われました。
 産経新聞社によれば、「明美ちゃん基金(あけみ ちゃん ききん)」は、心臓病の子供を救うために1966年(昭和41年)に設立された日本初の医療基金であり、東京女子医大病院の歴史にも深く関わっています。その「明美ちゃん基金」(産経新聞厚生文化事業団運営)による小児用補助人工心臓の最初の寄贈先が、東京女子医科大学病院(東京都新宿区)に決まり、2022年8月17日に、本学彌生記念講堂の特設会場(会議室)で寄贈式が行われました。

 寄贈式では、基金側を代表して、産経新聞厚生文化事業団の鈴木裕一理事長が「この機器で一人でも多くのお子さんの命の橋渡しができればと考えている。基金の活動が、病に苦しむ子供たちにとって明日への希望を見いだす一助になることを目指したい」と挨拶されました。



寄贈式(写真提供/産経新聞社)

 
 そして東京女子医大病院の板橋道朗院長は「移植は待機期間が非常に長い。患者さんを支える貴重な機器を有効に生かし、多くのお子さんが元気になっていただけるよう、病院全体として頑張っていきたい」と感謝の言葉を述べられました。
 
 明美ちゃん基金から寄贈された小児用補助人工心臓は、ドイツ・ベルリンハート社の「EXCOR(エクスコア)」です。 移植を待っていた患者さんを担当した循環器小児科の石戸美妃子医師は「厳しい状態でしたが、エクスコアの装着後は容体が安定いたしました」と説明されていました。
 
 尚、本件寄贈式および補助人工心臓の移植をされた患者さんのご様子については、産経ニュースに全文が記載されています。
https://www.sankei.com/article/20220817-I7SQJUGE3VPX3P7QCC3DZUQJSM/
https://www.sankei.com/article/20220817-ZHSNL7RAPBIXTDX7LM77E7XX3A/

ドイツの小児用補助人工心臓「EXCOR(エクスコア)」
(写真提供/産経新聞社)