お知らせ

2025年11月11日 【報道機関各位】11/26(水)植込型左室補助⼈⼯⼼臓(LVAD)の最新治療実績報告会

令和7年11月11日
学校法人 東京女子医科大学
 
 
植込型左室補助⼈⼯⼼臓(LVAD)の最新治療実績報告会
ー記者会見参加者申込受付中ー
 
 東京⼥⼦医科⼤学病院(東京都新宿区/病院⻑ ⻄村勝治)は、重症⼼不全患者において救命の可能性を広げる植込型左室補助⼈⼯⼼臓(以下:LVAD)の最新治療実績に関する報告会を開催いたします。
 東京⼥⼦医科⼤学病院は、⼼臓移植実施施設として、また附属⽇本⼼臓⾎圧研究所(⼼研)の歴史に始まる豊富な⼼疾患治療実績を背景に、重症⼼不全治療に取り組んでまいりました。その中で、これまで治療が困難とされてきた特定の重症⼼不全患者さんに対して、新たな道を拓くLVAD の⾰新的な⼿術実績について報告するため、記者会⾒を開催することをお知らせいたします。

■克服すべき課題と新たな治療への挑戦
 重症⼼不全患者さんの中でも、左室が⼩さく拡張障害がある拘束型⼼筋症、または同様の病態を呈すことがある拡張相肥⼤型⼼筋症の症例においては、従来の左室脱⾎によるLVAD では⼗分な⾎液を取れず循環維持が難しいという大きな課題がありました。そのため、これらの患者さんはLVAD治療を積極的には⾏えず、⼼臓移植到達までを強⼼薬持続点滴による⻑期⼊院で待つしかありませんでした。
 この課題を克服するため、当院⼼臓⾎管外科ではアボットメディカルジャパン製の「HeartMate3 」を⽤いて、国内で初めて⼩児と成⼈の患者さんそれぞれ1名に対し、左房脱⾎によるLVAD 植込み術を実施しました。国内での実施はこの2 例のみであり、いずれの患者さんも術後経過は良好に推移しています。

■会⾒の⽬的と内容
 本会⾒は、今まで救命が難しかった重症⼼不全の患者さんを助けられる可能性が広がったことを受け、当該LVAD を⽤いた術式の適応や対象疾患について広く社会に情報発信し、新しい治療の選択肢を啓発することを⽬的とします。
 記者会見は、【植込型左室補助⼈⼯⼼臓(LVAD)の最新治療実績報告会】として開催し、重症⼼不全の患者さんへ新たな希望をもたらすこの治療の将来展望についてご報告いたします。

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■⽇時:2025年11⽉26⽇(⽔) 会見/13:00開始〜14:00終了予定  (12:30開場予定)
(※会見開始時刻の10分前までにお越しください)
■会場:弥⽣記念講堂 地下1階A会議室(東京都新宿区河⽥町8-1)
■登壇 : 東京⼥⼦医科⼤学病院 ⼼臓⾎管外科 教授 新川 武史、講師 市原 有起
              循環器内科 講師 菊池 規⼦

 【申込⽅法】記者会⾒へのご出席を希望される場合は、2025年11⽉25⽇(火)までに、
貴社名・ご⽒名・ご⼈数・ご連絡先を明記の上、以下連絡先にメールにてご返信ください。 
     
お問い合わせ・お申し込み先               
 東京女子医科大学広報室 阿部/首藤
〒162-8666 東京都新宿区河田町8-1                                       
TEL:03-3353-8112 内線30162
E-mail: kouhou.bm@twmu.ac.jp

2025年11月07日 創立記念日、年末年始の休業・休診について

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