「ダビンチ」手術

高精度のロボット手術で、より正確に、より負担の少ない手術を

手術支援ロボットが4台体制になり、手術待機期間が大幅に短縮!
泌尿器癌全ての手術がロボット支援手術に!
腎悪性腫瘍手術は年間300例以上実施

東京女子医科大学病院 泌尿器科では、手術支援ロボット「ダビンチ」「ヒノトリ」合計4台体制となり、ロボット支援手術体制を強化いたしました。

© Intuitive Surgical, Inc.

© Intuitive Surgical, Inc.

「手術支援ロボット」は1990年代に米国で開発されて以来、世界中の医療現場で導入されています。
「ロボット支援」手術は、鏡視下手術(腹腔鏡下手術や胸腔鏡下手術)とロボット機能の長所を併せ持っています。手術では、患者さんの体に1~2cmの小さな穴を数カ所開け、そこへ、ロボットアームや内視鏡を挿入します。術者は、3Dモニターと繊細なロボットアームを操作し、ミリ単位の精密な手術を実現。患者さんの身体への負担が減るのはもちろん、従来の腹腔鏡手術では難しい部位でも、広い視野を確保した繊細かつ正確な手術が可能となります。

ロボット支援手術のメリット

  • 傷口が小さく、術後の痛みが少ない
  • 出血量が少なく、回復が早い
  • 機能温存の可能性が高い
  • 入院期間が短縮される(腎癌では約4~5日間)

専門医による高度な技術と、4台のロボット支援手術が可能にする安心の体制

泌尿器科悪性腫瘍のほぼ100%がロボット支援手術

当科では2011年より「ダビンチ」を導入し、現在は最新機種4台を保有しています。
腎癌手術については年間300例以上行っており(そのうち95%はロボット支援腎部分切除術)、前立腺全摘術はほぼ100%を「ダビンチ」で行っています。2024年には当科におけるロボット支援手術の累計件数が3,000件を突破しました。
多くの患者さまにタイムリーな治療を提供できるよう、手術待機期間も1カ月以内と短縮されています。
また、6名の指導医を含む専門医が在籍し、質の高い手術を担保するとともに、後進の育成にも力を入れています。

東京女子医科大学 泌尿器科 ロボット支援手術実績

2017 2018 2019 2020 2021 2022 2023 2024
前立腺全摘 68 89 68 82 61 74 59 39
膀胱全摘 9 14 11 11 12 10 10 10
腎部分切除 220 254 321 288 271 286 264 265
腎摘除           13 59 52
腎尿管全摘           9 27 23
副腎摘除           8 26 25
腎盂形成         5 11 5 5
仙骨膣固定             6 15
合計 297 357 400 381 349 411 451 434

対応疾患(2025年9月現在)

  • 前立腺がん(ロボット支援前立腺全摘除術)
  • 腎臓がん(ロボット支援腎部分切除術・ロボット支援腎摘除術
  • 膀胱がん(ロボット支援膀胱全摘除術)
  • 腎盂尿管移行部狭窄症(ロボット支援腎盂形成術)
  • 腎盂がん・尿管がん(ロボット支援腎尿管全摘除術)
  • 副腎腫瘍(ロボット支援副腎摘除術)

認定資格を有する熟練した技術を持つ医師が担当

「ダビンチ」手術 実施医

  • 高木 敏男(教授・診療部長)
  • 飯塚 淳平(准教授)
  • 吉田 一彦(准教授)
  • 福田 洋典(助教)
  • 小針 悠希(助教)
  • 蓑田 亮 (助教)

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