お知らせ

2018年02月08日 陽子線が体内で起こす核反応を光で可視化 陽子線治療の精度向上に大きく貢献

 早稲田大学理工学術院 片岡淳(かたおか・じゅん)教授らの研究チームは、東京女子医科大学、京都府立医科大学、量子科学技術研究開発機構、名古屋陽子線治療センター、名古屋大学と共同で、陽子線の照射によって体内の原子核で起こるミクロな物理現象を可視化する画期的な手法を確立しました。本研究成果は2月7日に英国Nature Publish Groupのオンライン科学誌『Scientific Reports』に掲載されました。

2018年02月05日 磁気刺激による脳のピンポイント機能診断法の開発~脳外科手術前の効率的な重要部位推定へ~

 名古屋工業大学、東京女子医科大学、アールト大学の共同研究グループは、脳の部位ごとに有する機能をピンポイントで推定する技術の開発に成功しました。これは、患者個々人の医用画像に基づく計算人体モデルを用いた電気生理シミュレーションと、体外から患者の脳を磁気刺激した場合の実測情報、患者の応答を比較したもので、重要な機能を有する部位の位置推定を従来の技術よりも高精度に行うことが可能になり、臨床現場での応用が期待されます。なお、本成果は、Elsevier「NeuroImage」(電子版)に掲載されました(2018年5月号)。

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