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臨床工学技士の制定は比較的新しく、「臨床工学技士法」が1987年6月2日公布、翌88年4月1日に施行されました。医学と工学の両面を兼ね備えた国家資格で、医師の指示の下に、生命維持管理装置の操作及び保守点検を行う事を業とする医療機器の専門医療職種となります。臨床工学技士はメディカルスタッフの一職種であり、現在の医療に不可欠な医療機器のスペシャリストです。院内には様々な医療機器が存在し、医療の進歩とともに、高度かつ複雑になっています。そのため、各診療部門における医療機器を用いた高度な医療に対する技術支援や、複雑化した医療機器の操作方法などの教育等も行なっています。そして、患者さんが最大限の治療効果を得られる医療が受けられるよう日々努めています。
当院の臨床工学部は各診療科所属であった臨床工学技士を2002年8月に一つにまとめ、診療支援部門のひとつとして設立しました。センター制時代の名残もあり、各部門は専門性が非常に高く各診療科から高い評価を得ており、スペシャリストがチーム医療の中核を担っておりました。
2003年5月にME機器管理室が新設され、全体で7部門に分かれていたものを現在は2部門に集約し、人材活用の効率化や教育を含めたローテーションを実施し、ジェネラリストの育成に力を入れております。適材適所に人材を有効活用できる組織作りに取組んでいるところであります。
2020年10月よりRespiratory ECMOをはじめ、呼吸・循環部門の再編が行われ、ECMO管理や重症心不全患者への治療目的で他院からの受け入れが増加しております。当院の循環器部門(心臓血管外科・循環器内科)は最新の治療デバイスはもとより心移植まで幅広く行えるため、技士の専門性が大きく問われます。
今後はスペシャリストおよびジェネラリストの育成が当部門の発展には欠かせないと考えております。
更新情報
2024.5.21 2023年診療支援実績を更新しました。
2024.5.10 臨床実習受け入れ養成校を更新しました。
2023.12.29 ご挨拶を更新しました。