東京女子医科大学(東女医大)の小児診療部門は、東女医大病院小児総合医療センターが「研修基幹施設」となり東医療センター小児科・新生児科、八千代医療センター小児科・新生児科・小児集中治療科を「研修支援施設」として連携することが可能です。これら3病院の総病床数は、273床を誇り、関東近隣の国公立こども病院と比べても遜色のない規模です。本院小児総合医療センターの各部門とも、全国規模の学会を主催できるほどの実力と知名度を誇っているため、全国から研修生が集まって来て、今までは各部門に直接入局する仕組みになっていました。ところが、専門医制度の改定により、小児科専門医の資格取得要件が厳しくなり、小児疾患の各分野の診断・治療を万篇なく経験することが求められています。即ち、小児科を志す初期臨床研修終了者においては、特定の分野に興味があったとしても、その部門に直接入局するのではなく、小児科のあらゆる分野を一通り経験できる研修コースに参加する必要があります。東医療センター、八千代医療センターにおいても総合的な小児科医を育成する後期研修プログラムを動かしています。このような背景から、東女医大小児診療部門は、本院小児総合医療センターが基幹となり、東医療センター、八千代医療センターと連携した教育プログラムである「東京女子医科大学総合小児研修プログラム」を立ち上げるに至り、実質的に平成26年度からの実施を目指しています。この小児研修プログラムは、下表に示したものを原則とするトータル3年間のコースですが、個人の希望により種々のオプションを持たせる自由度があります。さらに、このプログラムは、血液腫瘍学を専門に研修する東女医大関連病院以外の「研修支援施設」と地域医療を研修するための一般病院である「研修協力施設」における研修も含みます(ローテーション例の図も参照のこと)

 表:ローテーションの一例(小児科専門医コース)

センター名 診療科 主な内容 期間 (ヶ月)
本院小児総合医療センター(研修基幹施設) 小児科 小児科全般、神経・筋疾患、脳外科小児部門、膠原病リウマチセンター、遺伝子医療センター* 12
  循環器小児科 小児循環器全般、intensive care 4
  新生児科 新生児全般、intensive care 4
  腎臓小児科 小児腎疾患全般、intensive care 4
  小児外科 小児外科疾患全般、intensive care 2*

●国立国際医療研究センター

●聖路加国際病院(研修支援施設)

小児科 小児血液・腫瘍性疾患全般 3
●済生会栗橋病院●千葉市立海浜病院(研修協力施設)●至誠会 第二病院

小児科

新生児科

小児科

小児地域医療

新生児全般

6
東医療センター(研修支援施設)

小児科

新生児科

小児科全般、代謝・内分泌、アレルギー   3*
八千代医療センター(研修支援施設) 

小児科

新生児科

小児集中治療科

小児科全般、ER型小児救急

新生児全般

小児集中治療(PICU)

 3

 

*:選択が可能

注:希望により、「小児麻酔科」、「その他の外科系小児部門」への研修オプションも可能です。

 

ローテーションの順番は、参加人数により変わりますが、原則として本院小児科から出発して、その後、希望を聞きながら、個人またはグループ毎にコースを決めます。

なお、東医療センター小児科、八千代医療センター小児科の後期研修プログラムを希望される方についても、本学小児総合医療センターのローテーションを希望されるときは、スムーズに回れるオプションを考えますので、遠慮なく相談してください。








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