教室紹介

沿 革

当教室は、白坂龍雄教授が主宰されてきた寄生虫学教室を、寄生虫のみならずグローバルな健康問題に取り組むため、1993(平成5)年の小早川隆敏教授の就任を機に国際環境・熱帯医学教室に改組されました。以来、寄生虫感染症・熱帯感染症分野と国際保健分野の2つのアプローチから教育・研究を行ってきました。2009(平成21)年には遠藤弘良が小早川教授の後任として就任し、これまでのフィールドとベンチという2つのアプローチを車の両輪のようにバランス良く発展させ、さらにその教育・研究成果を国の国際協力やWHO等の国際レベルの政策に反映させる努力をしています。

教 育

カンボジア②.JPG寄生虫感染症・熱帯感染症の分野では、講義・実習における臨床的な視点に加え国際的視野を重視した教育を行っています。寄生虫学の授業を通じ、寄生虫の生物学的側面から臨床,そしてグローバルな対策に至る一連の流れを理解するだけでなく、学生が自身のアイデアを持ち、教官と高度な議論ができるような思考力を養う教育を心がけています。

国際保健の分野については、国際機関や途上国のフィールドでの経験者による臨場感ある講義を取り入れる工夫をしています。また、現場を経験してもらうためにクラークシップ等によりWHOや途上国おける研修プログラムも実施しています。

研 究

the2.jpg寄生虫感染症・熱帯感染症の分野では主としてマラリア薬剤耐性の研究が行われています。世界の流行地において現地調査を行って得た原虫株を、最新の分析機器を用いて薬剤耐性遺伝子やマイクロサテライト座位の多型解析を行っています。

国際保健の分野では途上国における保健医療サービスの在り方について研究を進めています。主に感染症対策と母子保健の2つの分野での活動が行われており、感染症対策では抗マラリア薬処方行動の変容プロセスの解明を質的および量的研究から進めています。母子保健分野では、助産師等を対象としたインタビューによる質的調査を実施しています。更に日本における適切な医療の国際化を進めるための国際医療交流に関する研究も始めています。


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