患者さまへ

バセドウ病

妊娠と授乳

バセドウ病は若い女性に多い病気ですので、妊娠中に発見されることがあります。
このような場合には抗甲状腺剤で機能を正常化することが必要です。抗甲状腺剤の服用によって赤ちゃんに奇形をおこすことは殆どありません。
ただ母親の抗甲状腺剤服用量が多すぎるとこれが胎児に移行して胎児の甲状腺機能の低下をおこす可能性があります。したがって妊娠中は専門医による管理が必要です。
抗甲状腺剤は母乳中にも移行しますが、1日4錠程度の服用では赤ちゃんの甲状腺機能に影響がないことが報告されています。

また治療中の患者さんで妊娠を希望される場合もあります。大切なことは甲状腺機能を正常に保つことです。機能が高いと妊娠しにくく、また早産や流産の率も高くなります。維持量の抗甲状腺剤を服用していても妊娠は可能です。
ただ血液中のTRAbが高い場合にはこれが赤ちゃんの甲状腺を刺激して一過性ですが新生児バセドウ病をおこすことがあります。