― アルツハイマー病の診断を支える先進の画像検査 ―
■ アミロイドPET検査とは
アミロイドPET検査は、脳内にアミロイドβタンパクが沈着しているかどうかを画像で確認できる検査です。アルツハイマー病の早期診断や他の認知症との鑑別に有用です。 当院では、フロルベタピル(商品名:アミビッドⓇ)という放射性医薬品を使用しています。この薬剤は、アミロイドβに選択的に結合し、PET(陽電子放射断層撮影)によってその分布を描出します。
■ 保険診療としての実施について
2023年より、一定の条件を満たした場合、アミロイドPET検査は保険適用となりました。当院でも以下の条件を満たす場合に保険診療として実施しています。
■ アミロイドPET検査とは
アミロイドPET検査は、脳内にアミロイドβタンパクが沈着しているかどうかを画像で確認できる検査です。アルツハイマー病の早期診断や他の認知症との鑑別に有用です。 当院では、フロルベタピル(商品名:アミビッドⓇ)という放射性医薬品を使用しています。この薬剤は、アミロイドβに選択的に結合し、PET(陽電子放射断層撮影)によってその分布を描出します。
臨床使用の適切例
・軽度認知障害(MCI)または軽度認知症(具体的にはMMSE20点以上)があり、背景としてアルツハイマー病が疑われるが、疾患修飾薬治療のために確定診断を要する症例
■ 検査の流れ
1.フロルベタピル(アミビッドⓇ)の注射を受けます(静脈投与)
2.注射後、一定時間をおいてPET装置による撮影を行います)
臨床例
80歳代 女性 陰性例 MMSE: 25/30 SUVr:0.87 CL:-29
所見: 大脳白質にのみアミロイドの沈着がみられ、灰白質には沈着は認めない