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2018年03月16日  東京女子医科大学病院 腎がん手術件数全国第1位
東京女子医科大学病院 腎がん手術件数全国第1位

 2018年3月10日に朝日新聞出版より発行された『手術数でわかるいい病院2018』で、東京女子医科大学病院の腎がん手術の件数が全国第1位となりました。
 これは、2016年1年間の腎細胞がんの手術数を比較したものです。それによると、東京女子医科大学病院での手術件数は291件で、2位112件(市立札幌病院)、3位107件(東京医科歯科大学病院)、4位101件(名古屋大学病院)と、2位以下を大きく引き離した件数となっていることがわかりました。
 
「ダビンチサージカルシステム」による手術風景

群を抜く手術件数で他の病院を大きくリード(女子医大広報誌 Sincere4号(2015年7月発行)より)
 
 女子医大病院は“腎がんに強い病院”としても知られる。
 腎がんの手術件数は年間約270件にのぼるが、この数字は日本の病院の中で群を抜くものである。第2位の病院の年間手術件数が100件強であることからも、突出していることが分かる。単に手術件数が多いというだけでなく、早期の腎がんや小径の腎がんの場合は、腫瘍とその周辺のみを切除する「部分切除術」を推進していることも特徴だ。ちなみに、過去3年間の部分切除術の割合は60%超となっている。また、腹腔鏡下手術を積極的に取り入れ、患者さんの負担を少なくする低侵襲化も進めている。腎臓全摘手術においても、ここ数年は開腹手術より腹腔鏡下手術のほうが多い。

















 さらに、2013(平成25)年からは手術支援ロボット「ダビンチサージカルシステム」(以下ダビンチ)を駆使した部分切除術が行われるようになった。同年のダビンチによる手術件数は34件だったが、昨年は75件へと倍以上増加した。まだ医療費が保険適用の対象になっていないため患者さんの費用負担は大きいが、手術を待ち望んでいる患者さんが少なくないためコンスタントに週2~3回のペースでダビンチによる手術を行っており、今年は100件の大台を突破してくるのは間違いない。
 保険が適用されるようになれば、ダビンチによる腎がんの部分切除術はさらに増えてくるだろう。
 
泌尿器科の田邉一成教授(東京女子医科大学病院・病院長)