研修体験報告

研修センターだより:研修医だより

EmDで研修して

卒後臨床研修センター
2年次研修医 萩原愛子

平成23年3月

2010年7月から9月の救命救急センター研修期間中に、約1ヶ月間救急診療部(EmD)で研修しました。

EmDは、2010年4月に発足した一次救急から三次救急までを包括した総合診療的救急医療であり、平日の日中は主に救急車対応、休日や夜間には外来患者、救急車対応をしました。救命救急センターの先生をはじめ、他科からローテートしている先生の指導のもと、医療面接や検査・手技など初期治療に参加しました。感冒などの軽症から外傷や心不全の増悪などの様々な病態、小児、高齢者、妊産婦など幅広い年齢層の方々が来院され、かかりつけの患者さんや専門性の高い疾患に対しては、他科へのコンサルトも依頼し、検査や処置・治療などの指示を仰ぐこともありました。各専門科をそろえていることが大学病院EmDの長所の一つではないかと思います。合併症や基礎疾患を有する患者さんは、重症度・緊急性が高く入院治療・ICU管理を要する方もいます。その初期治療に参加できたことは非常に有意義でした。週末は待合の廊下がいっぱいになるほどで、EmDに対する需要や期待の大きさを実感しました。

大学病院に所属する研修医にとって、普段、外来で研修する機会は限られています。EmDでの研修を始めた頃は、慣れない外来対応や夜間の勤務に加え、迅速に必要な検査や鑑別診断を挙げ適切な処置・対応を行うことに戸惑い、学ぶべき知識や身につけるべき手技の多さに圧倒されました。医療面接から必要な検査や治療を組み立て、入院適応や外来経過観察の判断をしていく過程を学び、多くの指導医のもとでこのような研修ができたことは非常に勉強になりました。また、初期研修医にとって貴重な経験ができる環境だと感じました。
 
今後の研修もEmDで得た知識を活かし、取り組んでいきたいと思います。

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