学術集会・講演会

第34回吉岡弥生記念講演会(第358回東京女子医科大学学会例会)

第34回吉岡弥生記念講演会
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日時:平成30年5月22日(火曜日)13時25分~16時
会場:東京女子医科大学 弥生記念講堂
対象:本会会員、本学学生・教職員、一般

(挨拶)会長 吉岡俊正

平成30年度(第57回)吉岡弥生研究奨励賞授与式 13時30分~13時40分

選考経過報告 理事長・学長 吉岡 俊正
トランスジェニックマウスとiPS細胞を用いたコネキシン45変異による家族性不整脈症候群の病態解明
西井明子(循環器内科学 助教)

平成29年度(第56回)吉岡弥生研究奨励賞受賞者研究発表 13時40分~14時

妊娠糖尿病における分娩後耐糖能異常のリスク因子の検討
柳澤慶香(内科学(第三))

第34回吉岡弥生記念講演 14時15分~16時

(挨拶)理事長・学長 吉岡俊正
(座長)会長 吉岡俊正
弥生先生を語る
 橋本葉子先生(本学名誉教授、昭和31年卒業生)
つなぐ 拡げる
 松下佳代子氏(ピアニスト)

妊娠糖尿病における分娩後耐糖能異常のリスク因子の検討

柳澤慶香(内科学(第三))

妊娠糖尿病(GDM)は妊娠中にはじめて発見または発症した糖尿病に至っていない糖代謝異常であり、妊娠中の75g糖負荷試験(OGTT)で空腹時血糖値92 mg/dL以上、1時間値180 mg/dL以上、2時間値153 mg/dL以上のうち1ポイント以上を満たした場合に診断される。GDMは周産期合併症を増加させるだけでなく、将来の2型糖尿病発症頻度が高いため分娩後のフォローアップが重要である。GDM女性の分娩後の糖代謝異常に関連する因子を明らかにすることは、そのフォローアップに役立つと考えられる。そこで、我々はGDM患者の分娩1~3か月後に施行したOGTTでの耐糖能異常に関連する臨床的因子を明らかにすることを目的とし検討を行った。
対象は東医療センターで管理したGDM患者で、妊娠20週未満に診断された30名(B20w群)、妊娠20週以降に診断された118名(A20w群)である。分娩後平均58.0±13.3日にOGTTを施行し、その結果と母体臨床因子、分娩結果との関連をみた。
分娩後OGTTの結果、B20w群では9名(30%)、A20w群では35名(30%)に耐糖能異常を認めた。B20w群ではGDM診断のために施行したOGTTの異常ポイント数が多いことが、A20w群ではGDM診断時に測定した血糖コントロール指標の一つであるグリコアルブミン高値が分娩後耐糖能異常の独立したリスク因子であった。
これらのリスク因子を持つ症例には特に注意し、出産後のフォローアップを行い、2型糖尿病の早期発見に努める必要がある。

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