東京女子医科大学八千代医療センター　看護部

研修風景（新人教育のご紹介）

■新人研修のご紹介

新人看護職員教育の目的・目標

1) 目的

(1) 新人看護職員が環境に慣れ、職場で必要な基本的臨床実践力（技術・態度・管理）を修得し、実践共同体の一員となる

(2) 新人看護職員とプリセプター（熟達者）がともに看護を実践する中で、相互に感性を触発し、学び合う

(3) 職場のスタッフが新人看護職員に関心を持ち、支え合い、全員で新人看護職員を育て、学ぶことで、ともに成長する職場文化をつくる

2) 目標

(1) 新人看護職員が職場の環境にその人のペースで慣れることができるように支援する。リアリティショックを乗り越えることができるように支援する

(2) 新人看護職員が困っていること、わからないこと、自信のないことを新人看護職員が自分で表現できるように支援する

(3) 看護実践を通して新人看護職員の感性に触れ、相互に学びを深める機会を得る

(4) 規定や基準に則った基本的技術と状況に見合った判断と行動から成る熟達した看護実践がみえるように支援する

(5) 社会人として専門職業人としての態度、姿勢が身につくように支援する

(6) 師長・主任・クリニカルコーチをはじめ職場のスタッフが新人看護職員へ関わる姿勢が養われる

3) 教育体制

(1) 相互に感性を触発し合いながら、新人看護職員が環境に慣れ、職場で必要な基本的臨床実践力（技術・態度・管理）を修得し、実践共同体の一員となれるようプリセプターを中心にチーム全体で支援します

(2) 1ヶ月間を目安に、シャドウイング体制を実施し、新人看護職員はプリセプターの実践にともに参加して学ぶ
シャドウイングでは、学びの実感や看護する喜びを分かち合うことにより「チームの一員」となっていく過程を支援します。この過程で重要なことは、周囲により達成基準を設定するのではなく、新人看護職員自身の行いたいことを尊重し、あるいは引き出し、そこに出来ることから関わることを支援していきます。