SPECT/CT

1.概要

体内に投与された放射性同位元素の分布を断層画像としたものです。

2.特色

SPECT装置では骨シンチ、腫瘍シンチ、心筋シンチ以外にもさまざまなシンチグラムの検査を行っています。
特に心筋シンチは当院のSPECT検査の約47%を占めています。

3.使用装置

SPECT装置

SPECTRUM DYNAMICSD-SPECT Cardio1台
SIEMENSSymbia S1台

SPECT/CT装置

PHILIPSBrightViewXCT1台
SIEMENSSymbia Intevo 6S1台

4.取り組み

昨年より心筋シンチは最新型のD-SPECT Cardioで撮像を開始しました。 この装置はCZT半導体検出器でγ線を直接電気信号に変換することで短時間収集が可能となり、1回の撮像時間はセッティングを含め約5分程度と大幅に短縮しました。

SPECT/CT装置ではCT画像による減弱補正で画質の向上を行い、さらにSPECT画像とCT画像との高精細な重ね合わせで診断精度の向上を実現しています。
SPECT/CT装置のSymbia Intevo 6ではSPECT情報とCT情報を高精細に融合する新たなイメージアライメントによって誕生した 「xSPECT」を搭載することで、これまで実現できなかった定量技術を用いた病態モニタリングや治療連携が可能となり、画像診断の信頼性をさらに高めています。