在職者から

在職者からのメッセージ

放射線画像診断の仕事 Yさん

入職して21年目、現在は主任として業務に従事しております。 現在まで4つのセクションをローテーションし、10年前からMRIが主な業務で夜勤業務にも携わっております。

当院のMRI部門は病棟部門、外来部門を合わせて6台のMRI装置を有しており、月に2000例強、年間24000例以上の検査を施行する状況の中、 担当スタッフは日々の業務だけではなく、国内学会から国際学会まで様々な学会で幅広く研究発表をおこなっております。 日常の業務中には中々研究を進めることは出来ませんが、業務終了後に研究活動をおこない日々自己の研鑽に励んでいます。

そのような中、私は大学院(博士前期課程)に進学する機会を頂き、進学を致しました。前期課程は取得単位数が多く、 平日はほぼ毎日通学しなければなりません。

当時の私は未就学と小学生の育児中であったこと、技術学会の役員もしていたことで 仕事・家庭・学会活動・就学と目の回る忙しさでしたが、家族と同僚の協力を得ながら2年間通い続けることが出来ました。
振り返るととても充実した時間であったと感じています。

現在は大学院(博士後期課程)に進学し、家族と同僚に支えられながら業務と学問の両立に励んでおります。
当院は管理職・同僚の進学に対する理解があり、働きながら進学を目指すスタッフには進学し易い環境であると思います。
中々研究活動や進学に理解が得られない環境が多い中、当院はそれを望むスタッフには良い環境であると言えます。

子育てと仕事の両立できる環境について Eさん

私は診療放射線技師免許の取得後から 東京女子医科大学病院で働いています。
現在、小学1年生と小学4年生の子どもを育てながら一般撮影、マンモグラフィ撮影、CT撮影等の業務に従事しています。 今までに、一般撮影のみならず、多くの撮影モダリティを経験してきました。マンモグラフィ認定資格の取得や定期的に行われる 病院内外の勉強会への参加など、日進月歩の医療を患者さんへ提供するための恒常的な勉強が出来ました。また、放射線治療や 核医学検査などの特殊な技術を習得出来るのは、大学病院ならではの特徴です。

仕事と育児との両立に不安を感じた時もありましたが、育児休業制度の利用を経て、現在は、短時間勤務制度を利用しながら働いています。 私が働き続けることができたのは、上司や同僚の理解・協力に留まらず、良好なコミュニケーションがとれる職場環境に起因しています。 このような環境は、女性が放射線技師として働き続けていく上でとても重要なことだと私は思います。

当院には、私以外にも多くの先輩ママが働いています。私も先輩ママとして、患者さんに最適な医療を提供するだけでなく、 子育てと放射線技師としてのキャリアアップとの両立を考えている皆様のサポートをできることを楽しみにしています。

放射線治療の仕事 Sさん

私は入職13年目の技師です。最初の3年間は診断部門にいましたが、4年目以降は放射線治療室で業務を行っています。
当院の放射線治療室の特徴として、技師が治療計画を行うことが挙げられます。

一般的には医師や医学物理士が治療計画を行うことが多いと思います。しかし、当院では位置決め撮影から治療計画、 そして照射までを技師が行います。患者さんの治療の大部分に関わることになり、大きな責任を感じながら業務に従事しています。
治療計画では通常照射からIMRTまで様々な線量分布の作成を行います。このような経験から、治療計画に関する書籍の執筆を 行うこともありました。また、研究に関しても医師や医学物理士と共同で行うことにより、様々な意見を交換しながら進めることができます。
放射線治療は、日々装置や照射技術の進歩が続いています。そのような状況に対応すべく我々も日々研鑽を積んでいます。

3年目のTさん

中途採用で入職3年目、技師免許を取得し9年目で診断部門を一通り経験しました。
前職の経験はありますが、新卒で入職した3年目の同期と同じように早く職場に慣れるようローテーションを組んでもらい、1年目は一般撮影、透視、CT、MRI、 核医学を経験し、2年目に血管造影業務を習得してから夜勤業務に入りました。

以前の職場では心臓MRI検査を行っておらず、当院にきてから初めて心臓MRI検査を勉強しています。さまざまなモダリティを回れるローテーションを組んで頂き、 核医学や血管造影、CTの知識と繋がり新しい知識を得られた他、さらに仕事に対して興味や意欲をもって臨んでいます。 また、さまざまな症例を経験することができるので自分のスキルアップにつながります。

以前の職場と比べ上司や同僚とコミュニケーションがとりやすく仕事をする上で疑問に思ったことや不安なことを聞きやすく、中途採用ということで扱いにくい 部分も多々あるとは思いますが、先輩方が丁寧に教育してくださるので感謝しています。 私が未熟なため、迷惑をかけてばかりですが早く仕事を覚え先輩方や後輩に迷惑をかけないよう力になれるように日々努力しています。

2年目のKさん

私は入職2年目で、今年日本放射線技術学会秋季学術大会で発表しました。
当院では学会活動が活発に行われていて、私自身初めての研究発表で右も左もわからない状態でしたが、先輩技師の方々が親身になって 一から教えてくださいました。
また各モダリティそれぞれに研究発表をしている先輩方がいるため、モダリティの垣根を越えてアドバイスをもらうことができ、大変勉強になります。 先輩のサポートのもと無事発表することができ、いい経験になりました。
このように当院は、研究のノウハウ等を教えてもらえる環境が十分に整っています。

また日本放射線技術学会の委員会活動もしており、学会の運営にも携わっています。学会の開催までにはたくさんの準備が必要で大変ですが、 同様に委員会に所属している先輩がいるため、すぐに教えてもらうことができます。
他院の診療放射線技師の方々と準備をするので、院外の知り合いを増やすこともできます。
こうした経験を積めるのも学会活動を盛んに行っている当院の強みだと思います。

2年目のSさん

八千代医療センターに入職して2年目の診療放射線技師です。
診療放射線技師は医師、看護師と同じく夜間に来る患者さんに対応する夜勤という仕事があるのですが、 自分は2年目の4月から夜勤に入りました。当院は三次救急を受け入れている病院のため、交通事故等にあって骨折をしてしまった 患者さんも多く運ばれてきます。

運ばれてきた後はその患者さんの撮影を行うのですが、レントゲンでは骨が折れていることによる痛みもあり、 日中の外来での撮影と違っていつも通りのポジショニングができない事がほとんどです。その為、患者さんの痛みがなるべく少ない 体勢で通常の撮影に近い画像を撮る必要があり、それにはしっかりとした解剖の知識が必要になり、当初は少し苦手意識がありました。 しかしペアの先輩に丁寧に教えて頂き、今では自信を持って撮影を行えるようになりました。
また日中の検査の際に、外来の患者さんで撮影部位の痛みが強くいつも通りのポジショニングをとるのが厳しい時に、夜勤で学んだ 知識を活かして負担が少ない体勢で撮影を行う事ができました。このように学んだ事がそれのみだけでなく様々なことに生きてくるので、 やりがいがある仕事です。

当院は教育制度にも力を入れていて、1年目に各モダリティ(CT、レントゲン、MRI、アンギオ)を回る際に、 その部門に詳しい先輩に1ヶ月ごとに理解度はどれくらいか、分からない事はないかといったことをチェックしてもらえます。 加えて新人に一人ずつプリセプターと言う、最終的にどれくらい業務が身についたか確認してくれたり、次に回るモダリティはどんなことをやるか、 注意するポイントは何か、を伝えてくれたりする新人の指導者役のような先輩が付きます。
自分もプリセプターの先輩に働き始めの分からないことがほとんどだった頃に、検査の手順、内容、目的などを細かく教えてもらえてとても 助かった経験があります。
そして先輩との関わりだけでなく、病床が約500床くらいの中規模程度の病院という事もあってか、診療放射線技師だけでなく他職種のスタッフと 話すことも多く、色々な人と関わることができる職場です。

このように人との関わり合いも豊富で手厚い教育制度もある職場のため、是非とも入職をおすすめします。

1年目のSさん

私は入職一年目の技師です。
私が当院に入職しようと思ったきっかけは、扱う症例数が多く多様な経験が積めると思ったからです。 実際働いてみて、症例の多さに衝撃を受けました。これは大学病院だからこそ経験できると思います。

しかし、症例が多い分、求められる知識や技術のレベルが高いです。検査数が多く、尚且つ多様な症例のため最初は毎日の業務をこなすことで必死でした。
そこで、私は毎日の予習復習を行い、わからないことは調べ、先輩方に積極的に質問することで、少しずつですが、多様な検査に対応できるようになりました。 症例が多い分、求められる知識や技術のレベルが高いですが、少しでも理解し、成長できるとその分やりがいを感じられます。
また、先輩方は快く質問に答えてくださるため、些細な事、不安な事を気軽に相談できます。とても話しやすい環境だと思います。入職して半年がたち、多忙な業務を行う中、このような環境の中で毎日先輩方や同期達と切磋琢磨し成長できる当院で働けて光栄に思っています。