ごあいさつ

ikaiリハビリテーション科教授・診療部長
猪飼 哲夫

 

リハビリテーション科は、神経、運動器、内部疾患(心血管、呼吸器、消化器、腎臓などの病気)により何らかの障害を来たした患者さんに対して、診断・評価を行い、機能障害や能力低下などの回復を促す治療を施行して、日常生活の自立や社会復帰を目指すことを目的としています。

リハビリテーション科で治療される患者さんの原因疾患には、脳卒中、脳腫瘍、脊椎疾患、関節リウマチ、骨折、変形性関節症、パーキンソン病、末梢神経障害、脳性まひ、筋ジストロフィー、慢性閉塞性肺疾患、心不全や心筋梗塞、ガンなどがあります。

リハビリテーション治療には、リハビリテーション科医(リハ医)、理学療法士(PT)、作業療法士(OT)、言語聴覚士(ST)、義肢装具士、看護師、医療ソーシャルワーカーなどが関与して、チーム医療の体制でそれぞれの専門治療を行っています。

当院におけるリハビリテーションの特徴は、ICUや病室に入院されている患者さんに対して、発症や術後早期からリハビリテーションを開始していることです。早期から介入する目的は、長期臥床や術後安静により生じる廃用症候群を予防することです。整形外科、脳外科などでは術前から評価のために介入しています。

訓練室だけでなく、ベッドサイドでもリハビリテーションを施行しています。各診療科と連携をとりながら、早期離床、自宅復帰や回復期リハビリテーションへの円滑な移行が可能なように、主に急性期の患者さんのリハビリテーションに積極的に取り組んでいます。また、幾つかとの診療科とカンファレンスを毎週開催し、患者さんの状態や今後の方針について情報を共有しています。外来は、整形外科と小児科の患者さんが多く受診しています。

東京女子医科大学におけるリハビリテーションの歴史は40年を超えていますが、現在のような体制になったのは平成22年4月からです。リハビリテーション訓練室は全体で約900m2の広さを有し、理学療法スペースや作業療法スペースの他に、診察室3室、言語療法室4室をはじめ小児専用訓練室、水治療室、評価室、測定室、訓練用トイレなどの診療・訓練環境が充実しています。循環器内科・呼吸器内科のご協力により、心臓リハビリテーション、呼吸リハビリテーションも行っています。今後も、多くの入院・外来患者さんのリハビリテーション施行により、早期回復、満足度の向上、入院期間の短縮などに貢献してまいります。

 

 

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