卒後臨床研修センターだより

さまざまな説明会やオリエンテーション、学会に参加する研修医たち。
貴重な体験報告や、臨場感あふれる行事の様子など月毎にお知らせします。

2014年4月号

初期臨床研修/医科第9期・歯科第8期生 修了証書授与式

卒後臨床研修センター

 3月29日(土)15時から、総合外来センター5階大会議室において、初期臨床研修医医科第9期生・歯科第8期生修了証書授与式が行われました。はじめに病院長、卒後臨床研修センター長のご挨拶がありました。

 その後、修了生医科66名、歯科6名一人ひとりに、本学オリジナルの臨床研修修了証明書と厚生労働省指定の臨床研修修了証が、医科は病院長より、歯科は安藤主任教授より授与されました。続いて、修了生代表2名より挨拶がありました。

 後期研修科は、内科系30名、外科系21名(産婦人科2名を含む)、基礎1名、その他13名です。医科修了生の内52名、歯科修了生は4名が本学(関連施設を含む)で研修を始める予定です。

  平成17年度より、修了式で指導医バッジ授与を行っており、今年度は30名の指導医に授与されました。

  最後に集合写真を撮影し、授与式は滞りなく終わりました。今回、各診療科指導医の先生方にも式を盛り上げていただきましてありがとうございました。来年の第10期生の授与式にも、多くの指導医のご出席をお待ちしております。

  なお、平成25年度採用第11期生は41名(本学卒22名、他大学卒19名)です。今後ともご指導の程、よろしくお願いいたします。

        

 

初期臨床研修を終えて<修了式挨拶>

臨床研修医第9期生  矢後博基

 研修医代表としてこの場で話させていただく機会をいただき、誇りに思います。私がこの2年間で学んだことは数えきれないほどありますが、大きく2つにわけてお話しさせていただきたいと思います。

  1つは、大学病院で働く医師としての姿勢についてです。今思い出すと医師になりたての1年目の私は、まだ国家試験を通過するだけのわずかな医学知識を持った少年といったところで、自分のなるべき将来の展望も持っておらず、医師としての自覚すら持っていませんでした。その私が、今少しずつですが医師の自覚を持ち始め、こうなりたいという将来の展望を持つことができたのは、やはり女子医大の先輩方の業務だけではない、日常を見ることができたからだと思います。どの診療科へいっても先生方の患者さんに対する姿勢は、いつも患者さん主体の医療であり、プライベートの時間さえ勉強に励むその姿が、私の医療者のイメージとなりました。医師1年目である私は患者さんと話す機会も多く、そのなかで医師と患者さんの信頼関係が築かれる過程を実際に知ることができました。

  そのなかで学んだことは、患者さんの感じる良い医師と私たち医師からみた良い医師というものが、少なからず違っているということです。私は良い医師と聞くとどうしても知識豊富で賢く振る舞う医師であり、さらには、常に最先端の医療を論文などで学び、研究等勉強に励む姿を思い浮かべます。しかし、私が研修を通じて感じた患者さんが感じている良い医師は、自分の細かい異変に気付き、それに正確に対応してくれる医師でした。当直をしていると、自分でも少し怠慢な医療を提供していることに気づきます。日常業務が体力的に大変であろうと、いつでも悔いのない対応を心がけるのがプロフェッショナルであることを学びました。

  東京女子医大の研修で学んだことはそのほかにもたくさんあります。今後、自分が医療者として患者さんにも医療関係者からも良い医師と感じられるような医師になることで、この貴重な2年間の恩返しをさせていただきたいと考えております。

  この2年間ではたくさんの方々にお世話になりました。改めてありがとうございました。

  この2年間で学んだことを糧に、今後も精進していきたいと考えます。今後もよろしくお願いいたします。

臨床研修医第9期生  橘田綾菜

 春の暖かな日差しの下、桜が咲く心洗われる季節となりました。

  今日、私たちは、東京女子医科大学病院研修医第9期生として、初期研修修了式を無事迎えることができました。これまで支えてくださったたくさんの皆様に対し、今、心より感謝の気持ちでいっぱいです。

  2年間を振り返りますと、周囲からは「先生」と呼ばれるようになり、コメディカルの方々からは指示、患者さんからは病態の説明を求められる立場になりました。自信がもてず不安の毎日で、自分一人の力では満足に何もできないことに不甲斐なく思う日々でした。また、患者さん一人ひとりの性格も病態も異なり、どう対処してよいかわからないことがたくさんあり、逃げ出したくなることもありました。さらに、どんなに一所懸命に手を尽くしても救えない命があり、患者さんの死と直面するたびに、現在の医療の限界を感じ、医師として何ができるのかと悩む日もありました。しかし、そんななかで、患者さんからいただく「ありがとう」の言葉にどんなに励まされ、助けられてきたかわかりませんでした。

  1年目の半ば頃になるとローテートにも少しずつ慣れ、2年目からは各自で診療科を選択し、研修を行ってまいりました。このようにして振り返るとあっという間のようにも感じられますが、この2年間、各科の先輩医師、コメディカルの方々、そして患者さんとのたくさんの出会いがあり、医師としての基本的な心構えや姿勢、多くの考え方があることを学ぶことができた有意義な研修であったと思います。特に、医療者として知識・技能・態度を学ぶなかで、患者さんとの信頼関係の構築やチーム医療におけるコミュニケーションの大切さを改めて感じました。

 このような経験をするなかで、未熟ながらも自分自身で考え、判断し、一歩ずつ前に進んできたことは、これから医師として歩むうえでの貴重な財産になることと思います。そして、これまで心が折れずにやってこられたのも、支え合い、切磋琢磨してきた同期の研修医の仲間があったからであり、私にとって何よりの宝であり、誇りでもあります。

 このように、充実した2年間を過ごすことができたのも、日々温かく親身にご指導くださった各科の先生方、研修に対しましてさまざまなご配慮をくださった卒後臨床研修センター センター長 萩原教授、研修医アドバイザーの大久保先生、吉永先生、卒後臨床研修センターの皆様のご支援とご理解の賜物と心より感謝しております。私たちは、4月から一人ひとりがそれぞれの道を歩み出すことになりますが、東京女子医科大学病院で2年間の初期研修を修了したことを誇りに思い、また"至誠と愛"を胸に、志を高く、社会に貢献できる人となり、医師となるよう日々研鑽してまいります。今後ともご指導ご鞭撻を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。2年間本当にありがとうございました。

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