相談者の声

相談者の声

年代:40代前半
専門科目:腎臓内科
離職理由:出産
ブランク:1年
研修日数:週3日

出産、子育て、さらに待機児童が多いために保育園に子供を預けられず、大学病院での研修など遠い夢のように思っていました。しかし、東京女子医科大学に女性医師再教育センターがあることを知り、研修前に指導医に面談していただけることになりました。当時は、子供が小学生になってからしっかりと働きたいと考えていましたが、指導医は、子供が小学生になってからの方が色々な問題も起き、子供も側にいるのを望むため、できるだけ小さいうちにしっかり働いておく方がよいとアドバイスしてくださり、目から鱗が落ちる思いでした。実際の研修では、診療の最前線で研修できるように配慮していただき、グループ体制の中に加わることができたため、指導医のもと腎生検をさせていただいたり、治療に携わることができ、大変貴重な経験ができました。血液浄化療法科でも穿刺をさせていただいたり、大学病院ならではの高度な医療を体験することができ、大変勉強になりました。今後、腎臓内科医として常勤医を目指していく確固とした基盤を築けたと感じます。今回の体験を無駄にしないよう努力していきたいと思います。

年代:40代前半
専門科目:眼科
離職理由:育児
ブランク:11年
研修日数:週1日~2日

10年以上、家庭の事情で臨床現場から離れておりました。その間、何度も医療現場に戻りたいという気持ちになりましたが、現実的には難しく、実現は厳しいものでした。研修に向けての面談の際、こんな私でも研修を始められるということに、とても安心したのを覚えています。研修中はなかなかうまくできない部分もありましたが、細々でも、小さな歩みでもよいからこのまま続けようと思いました。社会貢献だけでなく、自分の生きがいにもなり、大変前向きになりました。これからも日々精進していきたいと思います。

年代:30代後半
専門科目:糖尿病内科
離職理由:育児
ブランク:3年
研修日数:週3日

臨床にしっかり復帰できるのか悩んでおり、不安を感じていました。しかし、研修を始めて久しぶりに病棟回診につかせていただいたり、カルテを拝見させていただいたり、医局のモーニングカンファレンスに出席させていただいていたりしているうちに、昔の感覚を少しずつ思い出すようになっていました。また、外来で様々な先生の外来を見学させていただいて、先輩方のスタンスや考え方も学ぶことができ、今まで自分が診療してきたことに、専門的な知識やアプローチの仕方がさらに深まった気がしています。

年代:30代前半
専門科目:小児科
離職理由:出産
ブランク:3年
研修日数:週2日

産休、育休で中途半端に仕事を中断してしまい、私自身、どのように仕事を再開すればよいのか悩んでおりましたが、インターネットで女性医師再教育センターを知り、相談させていただきました。他大学医局出身者でも快く受け入れてくださる制度に、とても助けられました。また、研修日程も無理なく組ませていただけるのが大変よかったです。3年間の長い離職期間でしたが、大学病院で研修する機会を通して、復職への意欲が高められました。まだ育児の最中ですが、少しずつでも仕事を続けていきたいと思います。

年代:40代後半
専門科目:糖尿病内科
離職理由:結婚・転居
ブランク:10年
研修日数:週1日

糖尿病の臨床現場からは10年も離れており、すぐには飛び込めず躊躇しておりました。そのような時期に女性医師再教育センターを知り、相談に伺ったところ、糖尿病センター研修の紹介をいただき、今回の見学の機会を得ました。出身大学も医局も、ましてや現在の専門科も異なる私の希望を受け入れてくださり、このような機会に恵まれたことを感謝しております。元々、糖尿病の患者教育に関心があり、諸先生方の外来見学をさせていただいたことは、実際のやり取りを知ることができ、とても参考になりました。また、糖尿病教室や栄養士の先生による栄養指導、フットケア外来、透析室の見学もさせていただきました。見学日の午後は病棟回診につき、実際の患者さんの一週間後との経過を大まかに知ることができました。研修当初は、臨床現場へ飛び込むことを躊躇する気持ちが強かったのですが、現在では職場復帰したいという気持ちへと変化しています。